
池袋のサンシャイン60を遠くに臨みながら、地図上のどこにも属さない空白地帯。それが「小古庵(ここあん)アトリエ村」です。 ここには、豊島区の喧騒からこぼれ落ちた、少しばかり「濃度」の濃い大人たちが吹き溜まっています。
本カテゴリーでお届けするのは、ブックカフェのカウンターや居酒屋の片隅で毎日のように繰り広げられる、出口のない会話劇(スケッチ・コメディ)。 自称・現代思想家、売れない落語家、全てを肯定する謎のおじさん、そして世界の真理より猫の機嫌を気にする住人たち。
彼らは問いかけます。「クロテッドクリームを塗る順序は、世界認識を変えるか?」「このフランスパンは、実存主義的な硬さか?」 答えが出ても出なくても、明日は来ます。
キャッチフレーズは、「哲学で腹は膨れないが、プリンの味は深くなる。」
理屈と感情、職人技と手抜き、そして「様式美」と「野暮」が交錯する、大人のための寓話的コント集。どうぞ、肩の力を抜いて、迷い込んでください。
