2026-03

Kindle

千早亭小倉著『『ラブちゃんの筑前煮 ここあん村ばなし』』

架空の街「ここあん村」を舞台に、そこに生きる人々の日常と密やかな内面を鮮やかに切り取った12編の連作短編集です。居酒屋のママ、完璧主義の駅員、孤独な映画館主など、不器用で愛すべき住人たちが織りなす群像劇。社会のノイズから離れた個人の豊かな時...
ここあん高校文芸部

第1話 文学と麦茶とろくでなし

池袋周辺の架空の村にあるここあん高校文芸部。解剖学的な観察眼を持つ一樹と、冷徹な美貌の部長・黒崎文。二人の歪な共同執筆が始まる。千早亭小倉が贈る、毒舌ヒロイン×創作理論の異色ラブコメ。
ZINE「ほつれ」

環奈への手紙(2)

――命名は、解像度を低下させる行為。 手厳しいけれど、図星。 香料に「ローズ」や「サンダルウッド」とラベルを貼った瞬間、その奥にある複雑な分子の揺らぎを見ようとしなくなる。記号で括って安心したがる大人たちへの、あなたらしい皮肉。あなたは、激...
化野環「古生物学小日記」

2. 放電と命名

日常に潜む「地層」と「化石」を見つける思考の実験。ある古生物学徒の視点で綴られた、世界を新たな解像度で切り取るための思索的な日記。「見ること」の本当の意味を問い直す、記録の断片をお楽しみください。構成・千早亭小倉
ここあん村立図書館

コント「斜めのセロハンテープ」

【登場人物】菜箸 千夏:司書。本の並びが少しでも傾くと落ち着かない。菜箸 かな:千夏の姉。翻訳家。袋のシワやパンの凹みを面白がる。【場面設定】夕方の移動図書館。カウンターで千夏が作業をしている。そこへ、スーパーの帰りのかなが入ってくる。かな...