鴨下栞

シズカな笑い

コント「赤い糸の窓」

【登場人物】中野小春(35):ブックカフェの店主。使い込まれたものを直して使うのが好き。空野円(34):大学講師。物事に執着せず、移ろいゆく様子を眺めている。【場面設定】午後の陽が差し込むブックカフェ「シズカ」。カウンターで小春が穴のあいた...
バー「ボストーク」

掌編「ボストークの沈黙」

栞は、武功が立ち寄るBAR「ボストーク」を訪れ、店主の宗方奈落に原稿の束を預ける。奈落は栞をヒヨッコだと拒絶するが、「置いていけ」とだけ告げる。数日後、栞は奈落から武功の赤字がびっしりと書き込まれた原稿を返される。
つぶやき

作家村|鴨下栞

ねえ、ここあん村の「作家出現率」、バグってない?石を投げれば『次回作構想中」の自称・文豪に当たる。右を見れば「売れない純文学」、左を見れば「設定厨のラノベ作家」。みんな「自分だけは特別」って顔してるけど、キャラ設定タグが完全に被ってるのよ。...
無名作家の奈落「常磐荘」

掌編「常磐荘綺談」

ジッポーのキシンッという金属音が響いた。湿った苔と冷え始めた土の匂いを、オイルがたちまち上書きする。安煙草の紫煙が囁くように耳元を通り過ぎても、鴨下栞は振り返らなかった。この石階段は栞の観測所だが、同時に、後ろにいるたたこの指定喫煙所でもあ...