リリカ

ここあん高校A・B・C組

コント「ブロックとプロットの奴隷」

ここあん高校ペンタ下層階を舞台にした文芸系会話劇。歩道のインターロッキングブロックの描写にこだわる生徒を、「物語のテンポが死ぬ」「モブキャラのステータスが固定される」と部員たちが冷たく切り捨てます。日常がプロットや設定の理屈に侵食され、気まずい沈黙で終わる不条理な日常風景です。
ここあん高校A・B・C組

掌編「エスの心細さ」

学バス「さやかっくす」の揺れは、いつも規則性がなくて、胃のあたりを不快にさせる。窓の外には、垂直に移設された校舎が、無意味な巨大な墓標みたいに立っている。僕はリリカさんの真後ろの席から、彼女が読んでいる雑誌を覗き込んだ。ここあん高校の同人誌...
つぶやき

つぶやき(リリカ)

帰り道に変な看板見つけた。「そういうカフェ」だって。 何その名前、センスなさすぎっておかしくなっちゃった。でも、もう一回見たら「そらいろ」の見間違い。 字の形が似てただけ。そんな勘違いでいつまでも笑ってる自分、ほんとダサい。恥ずかしくなって...
ここあんの森・湖・ペンタ

コント「自販機の選択的非実在性」

登場人物リリカ:ここあん高校B組。圧倒的な知性を持つ攪乱者。カリソメ君:ここあん高校B組。ごく普通の男子生徒。リリカを理解しようと努める。場面設定ペンタ4階、自動販売機の前。カリソメ君が100円玉を入れようとして、それを床に落とし、販売機の...
喫茶店「小古庵」

ショートショート「ちょんまげ生えるわ」

珈琲の黒い水面が波打ち、映り込んだ蛍光灯が揺れる。分厚い一枚板のテーブルに叩きつけられた掌の熱が、カップの底を揺らしたのだ。「なぜだ! なぜ村の連中は使わんのだ、『ちょんまげ生えるわ』を!」徒然士ただぜんじの口から飛んだ飛沫が、小古庵の薄暗...