ここあん村(旧ココアン区)が舞台の物語(3)
『ハッピーエンドの瞳を持つ君と、できそこないのワンダーランド』
千早亭小倉著/Kindle版
「この映画、撮れるのか⁉」――40年の時を超えたトンデモ脚本が、僕らの青春をかき乱す!
大学の自主映画サークルに所属する聖林太郎(ひじりりんたろう)は、活動もままならない日々にくすぶっていた。卒業までには是が非でも一本撮りたい――そんな彼の前に現れたのは、友人の部屋の奥から偶然見つかった、40年も前の手書きシナリオだった 。
『小春ちゃんワンダーランド~夢で逢えたら』
「噛めない派の吸血鬼」が活躍する、ありえないほどハチャメチャで、理解不能な展開の連続 !
しかし、その荒唐無稽な物語には、不思議と心を惹きつける魅力が満ちあふれていた 。
「これを俺たちの手で、令和の傑作に生まれ変わらせる!」
林太郎は、個性的なサークルの仲間たちを巻き込み、無謀な映画制作へと乗り出す。
鋭いのか頼りないのかつかみどころのない、幼馴染の陽(はる)。
何かとちょっかいを出す、もう一人の幼馴染でサークルの女神的存在、ちづる。
映画への熱い情熱を秘めた一年下の義道(ぎどう)。
そして、物怖じしない新入生の薫子(かおるこ) ――。
彼らを待ち受けていたのは、昭和と令和に立ちはだかる「面白い」の壁。それは、乗り越えるには、想像以上に高く、厚く、熱く、暑かった!
世代間のギャップに頭を悩ませ、仲間たちとの友情や恋心に揺れ動く日々。 果たして彼らは、この奇妙な物語をフィルムに焼き付け、最高のハッピーエンドを迎えることができるのか?
【本書の特別収録】
物語の鍵となる幻のシナリオ『小春ちゃんワンダーランド~夢で逢えたら』本編と、その制作秘話を描くおまけ短編も収録 !
映画づくりに恋するすべての人に贈る、ドタバタで、ちょっと切ない青春グラフティ。 創作の楽しさとほろ苦さが詰まったワンダーランドへ、ようこそ!
※本作は、千早亭小倉著『小春ちゃんワンダーランド~夢で逢えたら/ハッピーエンドの瞳』に加筆修正したものです。
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