higashiboctok

矢尾玲子とリリカ

コント「ステキさんと、密林の朗読会」

湖畔のカフェ「シズカ」のテラス席で、リリカはイヴリン・ウォーの『一掴みの塵』を閉じた。都会的な憂鬱メランコリーを気取る彼女にとって、ウォーの乾いた皮肉は最高のアクセサリーだ。「すごく不毛な結末。コスパ悪いし、救いがないのが逆にリアルだわ」リ...
真田まる「夜明け前のひとりごつ」

詩「水になるまでの、短い呼吸」真田まる

窓を少しだけ開けておいた夜の重たい沈黙が肺の奥まで入り込んでくるお前が守り抜いたその氷のような静寂は決して誰にも壊せやしない聖域だったんだな「強くなければ 生きていけない」そんな呪文を指先が白くなるまで握りしめていたんだろう誰の目にも映らな...
[コント]笑いのあぜ道

コント「スコーンの形而上学」

【登場人物】氷上 静(ひかみ しずか):現代思想家。世界を言葉と論理で分析する娘。氷上 冬子(ひかみ ふゆこ):静の母。生の全てを喜劇として愛でる、飄々とした哲人。ダダダさん:ココアン村の公園によくいる不思議なおじさん。全てを肯定する。【場...
Others

大人のための寓話「ささやく果実」

世界の錆びついた蝶番のような丘の上に、その樹は一本、立っていた。誰が植えたのか、いつからそこに在るのか、誰も知らない。ただ、その枝には年に一度だけ、磨き上げられた琥珀の中に小さな太陽が閉じ込められているかのような果実が、たったひとつだけ実っ...
ZINE「ほつれ」

【外部】円城寺奏のショートコント

ここでは、円城寺奏(鴨下留美子の別名義)、千早亭小倉(椎名町助の元名義)のショートコントをご紹介。NOTEの記事(コント台本、ショートショート)へ飛ぶものがあります。