移動図書館

ものがたり

移動図書館日記(98)

復興の問い/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。鉄道の運行再開に「一度出ていった者は帰らない」と語るおかあさん 。復興とは何か 。誰もが心の隅に押しやってきた澱のような問いを前に、私はただ黙ってその声を受け止める 。[移動図書館/復興の現実/傾聴]
ものがたり

移動図書館日記(97)

面白い場所/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。財団からの視察 。のんびりとしたロマコメ号の周りの輪を「面白い」と肯定してくれた女性 。握られた手の確かな熱に、私たちが守ろうとする場と私自身の輪郭を認められた気がして 。[移動図書館/視察/居場所]
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移動図書館日記(96)

黒い虫メガネ/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。少しだけ地面が揺れた翌日 。仮設団地の子どもたちが夢中になったのは、受付に置かれた黒い虫メガネだった 。レンズ越しに歪む世界を楽しむ笑い声に、確かな日常の重みを感じる一日 。[移動図書館/子ども/日常]
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移動図書館日記(95)

北風とおしくらまんじゅう/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。冷たい北風の中、屋外での貸出業務。薄着で集まってきた女性たちが肩を寄せ合い、差し入れと体温で凍える司書を解きほぐす。厳しい冬を越えるための、辞書には載っていない温もり。[移動図書館/コミュニティ/地域の絆]
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移動図書館日記(94)

モーモータオル/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。支援物資の牛柄タオルが呼び覚ます記憶。不満をこぼす強面の男性を笑わせた、真木先輩の「顔を埋めて文句を言えばいい」という機転。今もどこかで泣き笑う誰かを想って。[移動図書館/支援物資/ユーモア]