移動図書館

ものがたり

移動図書館日記(103)遠野編

これは、日記の名を借りた、中野文の記憶。菜箸千夏さんが遠野へやってくる日が、少しずつ近づいている。彼女がこちらへ向かう道のりや、どんな景色を抜けてくるのかを地図で想像しているうちに、ふと、ボランティアとして沿岸部へ通っていた頃のある情景が蘇...
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移動図書館日記(102)遠野編

これは、日記の名を借りた、中野文の記憶。三月の遠野は、カレンダーの数字ほどには春を感じさせない。雪解けが進むにつれて、庭の土は泥濘ぬかるみとなり、湿った土と古い雪が混じり合った、この地特有の重たい匂いが鼻をくすぐる。ここあん村の図書館から、...
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移動図書館日記(101)

これは、日記という名を借りた私の記憶。仙台での図書館関連の会議が決まったとき、私の頭の片隅に、ひとつの地名がふわりと浮かんだ。岩手県遠野市。路線図をたどれば、仙台から遠野は決して「ついで」に寄れるような距離ではない。新幹線を乗り継ぎ、さらに...
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移動図書館日記(100)

自分だけのみちくさ/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。車体に描かれた「みちくさ」の文字をなぞるおかあさん 。忙しい日常の前に、ほんの少しだけ自分の時間を取り戻す姿 。誰かの「みちくさ」が明日を生きる綴じ目になる静かな午後 。[移動図書館/みちくさ/日常]
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移動図書館日記(99)

線路と代行バス/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。真木副館長と語る、鉄道再開の意味 。代行バスに揺られながら無意識に感じていた「断絶」の記憶と、再び響き始めた鉄と鉄が噛み合う音 。止まっていた時間を動かす確かな糸について 。[移動図書館/鉄道再開/記憶]