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千早亭小倉著『氷だった夢と水だった記憶:現代寓話集[1]』作品紹介

本書は、千早亭小倉によるショートショート集です。AI、自然現象、あるいは物語の構成要素である「伏線」や「余白」など、人間ならざるものたちを主人公に据えた8編(+変奏1編)を収録しています。 完全な論理と不完全な感情の境界線、自己同一性の揺ら...
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3丁目駅

日常と異界が交差する「ここあん村」の玄関口椎名町3丁目に位置するこの駅は、外界(豊島区・池袋方面)と村を繋ぐ唯一の窓口です。都会の喧騒と村の混沌が混ざり合う緩衝地帯にあり、復興の最前線である「ボストー区」にも隣接しています。時空を歪ませる鉄...
SPOT

ペンタ

ここあん村の「霧のところ」最深部に聳え立つ巨大塔ペンタは、大災害の際に失われた知性の質量を補完するかのように隆起した、五角形の石造りの塔です。ボルヘスの「バベルの図書館」を彷彿とさせるこの不条理な垂直空間は、内部で時空が歪み、外観から推測さ...
Discourse

Geminiとの創作談義001

これは生成AI「Gemini」との創作談義。日々進化するAI、そして開発の前線におらず、ひとりのユーザーにすぎない私との対話内容をまとめたものである。陳腐・時代遅れ・的外れなものも多くあることを最初におことわりしておく。それでもなお、AIと...
Discourse

物語の「仕掛け」を味わうための短期集中講義【第2回】「日常の『見え方』を変える技術」

「物語の『仕掛け』を味わうための短期集中講義」第2回です。前回は、世界の「境界」を溶かす手法を見ました。疑問に思われたこともあると思いますが、ひとまず先に進むことにしましょう。今夜は、私たちが普段見ている「日常の風景」や「特定の土地」に、作...
ここあん大学コント

コント「こぼれた紅茶」

【登場人物】花野 環奈はなのかんな:古生物学者。万物を時間軸で捉える。平泉 慧ひらいずみけい: 理論物理学者。万物を数式で捉える。たま:環奈のAI(詩的)。【舞台】ここあん大学の共有スペース『ラウンジ・アンコンフォーミティ』。窓から午後の光...
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千早亭小倉著『SF菜園サバイバル 新生月面レタス隊が行く』

本作は、月面での農業に挑む女性チームの活躍を描いた「ドタバタSFコメディ」と、そのモデルとなった「本物の宇宙飛行士たちによる辛辣な読書会」が交互に展開される、ユニークな構成の長編小説です。劇中劇:能天気な「月面レタス隊」の冒険 物語のメイン...
Others

ビターここあん

NOTEやはてなブログなど、外部サイトに掲載中。ちょっと大人な掌編集。作・千早亭小倉「どちらでもいい、朝」(あらすじ)ブックカフェ「シズカ」のオーナー中野小春は、徹夜明けで疲弊し、朝食の選択肢さえ選べない氷上静に珈琲を淹れる。静が「どちらで...
Fragments

1000人の箱庭:36の記号で街を起動する実験

【発想:1000を管理せず、DNAを記述する】ここあん村には現在百数十人の住民がいる。面白いもので、人間はこれくらいの人数なら、結構細かい設定まで覚えていられるものだ。実際、現実の社会でもそうだろう。その数は、百人どころではないはずだ。とこ...
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千早亭小倉著『AI検閲官ジェニ美戦記[前史]』

本作は、情報の洪水が人々の心を蝕む近未来の東京を舞台に、ネット上の倫理と秩序を守る「政府倫理局(SRK)」の闘いを描いたSF小説です。物語は、かつてアナログな探偵の下で働いていた型落ちのアンドロイドが、政府の最新鋭機関へと配属されるところか...