ものがたり一覧

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移動図書館日記(91)

霧の記録と知る自由/移動図書館司書・菜箸千夏の日記。子どもたちの文集と、村を覆った霧の真実を知りたがる女性。読者を傷つけることを恐れ関連本を避けていた己の判断を見直し、事実を届ける覚悟を決める。[移動図書館/記録/司書の役割]
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第2話 11枚目の駄文

池袋周辺の架空の村にあるここあん高校文芸部。解剖学的な観察眼を持つ一樹と、冷徹な美貌の部長・黒崎文。二人の歪な共同執筆が始まる。千早亭小倉が贈る、毒舌ヒロイン×創作理論の異色ラブコメ。
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3. 周期と共鳴

日常に潜む「地層」と「化石」を見つける思考の実験。ある古生物学徒の視点で綴られた、世界を新たな解像度で切り取るための思索的な日記。「見ること」の本当の意味を問い直す、記録の断片をお楽しみください。構成・千早亭小倉
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移動図書館日記(90)

これは、日記という名を借りた私の記憶。ロマコメ号の受付に、少し息を切らせておかあさんがやってきた。この前お渡しした色鮮やかな漬け物の本を、ぽんとカウンターに置く。「これ、目が痛くなるくらい読んだよ。いつか、かあさんを連れてくるわ」短い言葉の...
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コント 「回文の幽霊と、あの日のホットワイン」

前段のショートショート【登場人物】氷上 静:批評家。過去の自分たちの言動を「若さゆえの過剰な象徴化」と分析する。神崎 志乃:喫茶「小古庵」店主。変わらない笑顔で、過去と現在を繋ぐ役割。徒然士:屁理屈講師。かつて自分が「文化人代表」から漏れた...