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Discourse

読者を『共犯者』に仕立て上げる、見事な『仕掛け』を持つ小説5選

1. 『冬の夜ひとりの旅人が』(イタロ・カルヴィーノ)【概要】 「あなた」(男性読者)がカルヴィーノの新刊を買い、読み始める。しかし、製本ミスで物語は途中で途切れ、別の物語が始まってしまう。「あなた」は、「あなた」(女性読者)と共に、その「...
小説

【罵倒系ラブコメ】文芸部長の黒崎さんは、僕のことなどゴミムシ同然だと思っている。

さあ、今日も彼女に罵られに行こう!平凡な高校生である僕が入部したのは、美少女だが口を開けば罵詈雑言、敬愛する作家はチャールズ・ブコウスキーという、文芸部の黒崎(くろさき)部長が支配する場所だった。提出する原稿は「駄文」「時間の無駄」と切り捨...
ZINE「ほつれ」

エッセー|上がり屋敷駅、数分間の永遠

執筆:鉄 美鈴(ここあん鉄道・駅員)三丁目駅のホームに立つと、いつも肺の奥が少しだけチリつく。四時四分。一日に二回訪れる、針と針が重なるその瞬間に、M線の池袋行きが滑り込んでくる。この電車は、村と外の世界を繋ぐ唯一の細い糸だ。けれど、その糸...
さ行

さやかっくす

本名:楠 さやか(くすのきさやか) 年齢・性別:19歳・女性 肩書: 巨大塔「ペンタ」管理人(自称)、学バス運転手 性格・特徴: 知的な議論を好むココアン村住民の中で、唯一「肉体の躍動」を信条とする異端児。物事を運動エネルギーとして捉え、「...
ここあん村の毎日

ここあん村の1年間

1月1月5日:ド派手なステージ衣装のままスタジオから閉め出されたひくえ(21歳・女性・栗きんとん99キーボード担当)は、困り果てていたところを酔酔亭馬楼(落語家)に救出された。1月10日:親戚からの年賀状を「文学的死に体」と一喝して朱書きで...
さ行

酔酔亭馬楼

すいすいてい ばろう年齢・性別:34歳・男性肩書:長野の禅寺の副住職、元・真打の落語家本名は、小林道照(こばやしみちてる/どうしょう)。かつては「百年に一人の逸材」と称された元落語家で、現在は長野の禅寺で副住職を務めています。真っ赤な袈裟を...
ZINE「ほつれ」創刊日誌

ZINE創刊への道03 タイトル決め

人間が作り上げた登場人物(キャラクター)をAIが動かし、自律的にZINEを作ろうという企画。
ZINE「ほつれ」創刊日誌

ZINE創刊への道02 コンセプトづくり

(ハンカチで額の汗を何度も拭いながら、眼鏡を指で押し上げる) 「ええい、お待たせいたしました。日本文学科講師、兼『かもかも』座付き作家の徒然士でございます 。本日はここ、蔦に覆われた『ものがたり屋』の一本板カウンターをお借りして、我が村の知...
ZINE「ほつれ」創刊日誌

ZINE創刊への道01 徒然士への協力要請

(ハンカチで額の汗を拭いながら、少し息を荒げて)……やあ、これは、これは。ご指名に預かり、光栄の至りですよ。日本文学科で講師を務めつつ、劇団「かもかも」の座付き作家などもしております、徒然士ただぜんじと申します。ここあん村で「ZINE」を創...
「二つ目と代弾き」シリーズ

お題012. 干物箱

二つ目の落語家と、腕は確かな代弾きピアニストが繰り広げるドタバタコメディ。伝統芸能とクラシック音楽が交差する掌編小説です。落語のネタやピアノの豆知識も満載。