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ものがたり

移動図書館日記(77)

きゅうりと金魚移動図書館司書・菜箸千夏の日記。休日のスーパーできゅうりを真剣に選ぶ姿を、常連の少年に見つかる。オンとオフの境界線が溶け、どこにいても見つけてもらえる「帰る場所」がある温かさ。[移動図書館/日常/コミュニティ]
ものがたり

移動図書館日記(76)

壊される銀行移動図書館司書・菜箸千夏の日記。村外れの銀行の解体作業。災害で「壊れた」ことと、復興のために人の手で「壊す」ことの狭間で揺れる、未読のまま除籍される本を見送るようなざらついた思い。[移動図書館/復興/記憶]
ものがたり

移動図書館日記(75)

硬いパンを噛み締める移動図書館司書・菜箸千夏の日記。「愚直に」という高島課長の言葉を「硬いパン」に例える真木先輩。結果がすぐに出なくても、未来に向かって種を蒔き続ける移動図書館の忍耐と希望。[移動図書館/司書/希望]
ものがたり

移動図書館日記(74)

失われた着物の夢移動図書館司書・菜箸千夏の日記。夢の中で着物を探し続ける女性の話。人生そのものが織り込まれた記憶の欠落に対し、明日を少しだけ明るくする栞のような本を棚に並べるという決意。[移動図書館/記憶/心のケア]
ものがたり

移動図書館日記(73)

往復切符の重み移動図書館司書・菜箸千夏の日記。「自分だけが生き残ってしまった」と語るおばあちゃん。亡き夫から渡された往復切符を胸に生きる人々のための、穏やかな待合室としての図書館車。[移動図書館/グリーフケア/喪失]