箱庭小説

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つぶやき(リリカ)

帰り道に変な看板見つけた。「そういうカフェ」だって。 何その名前、センスなさすぎっておかしくなっちゃった。でも、もう一回見たら「そらいろ」の見間違い。 字の形が似てただけ。そんな勘違いでいつまでも笑ってる自分、ほんとダサい。恥ずかしくなって...
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つぶやき(空野円)

明日は雨が降るみたいですね。娘の光ひかりは服が濡れるとか、傘が面倒だとか気にしていましたが、降るものは降るのです。空から水が落ちてくるのを、私たちが止めることはできませんから。濡れたくないなら傘をさせばいいし、濡れてもいいならそのまま歩けば...
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移動図書館日記(86)

図書館の開放と新しい座標移動図書館司書・菜箸千夏の日記。三年ぶりの図書館建物開放。開架フロアの復活という奇跡と、本館を補完し能動的に無秩序な現実に寄り添うロマコメ号の新たな役割への力強い決意。[移動図書館/図書館再開/未来]
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箱庭コント「ちょんまげ生えるわ」

珈琲の黒い水面が波打ち、映り込んだ蛍光灯が揺れる。分厚い一枚板のテーブルに叩きつけられた掌の熱が、カップの底を揺らしたのだ。「なぜだ! なぜ村の連中は使わんのだ、『ちょんまげ生えるわ』を!」徒然士ただぜんじの口から飛んだ飛沫が、喫茶店「小古...
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移動図書館日記(85)

会いたいという衝動移動図書館司書・菜箸千夏の日記。「亡き曽祖母に会うため死にたい」と語る少年。プロとしての正解や分析ではなく、ただ隣で気持ちに頷く優しさこそが人を支えるという気づき。[移動図書館/グリーフケア/子ども]