氏名:鴨下 栞(かもした しおり)
年齢・性別:15歳・女性
肩書:ここあん高校生、物語作家、鴨下留美子の一人娘
人形のように整った端正な顔立ちが印象的な少女です。腰まで届く艶やかな黒髪と、すべてを見透かすような冷徹で深い瞳を持っています。ここあん高校にはあまり通わず、アパートの一室で静かに創作活動に励む早熟の作家です。住人たちの会話を影から観察し、大人たちの嘘や欺瞞を鋭く見抜く沈黙の観測者としての顔も持っています。感情を表に出すことは少ないですが、その内側に秘めた創作への情熱と類稀な才能は、母である留美子さえも驚嘆させるほど圧倒的です。
噂:父親は、ものがたり屋の居候・椎名町助との噂がある。
栞が登場する主なものがたり
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掌編「検索窓の幽霊たち ――15歳のための存在論」
雨上がりの午後。ここあん湖畔に佇むブックカフェ「シズカ」の店内には、微かに湿った風と焙煎された珈琲の香りが漂っ…
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コント「ダバダでダダダ」
【登場人物】朝霧 沙緒:常盤荘に住む天才作家。世界のすべてを退屈だと言い切る倦怠のミューズ。鴨下 栞:大家の娘…
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夏風邪のダバダ
午前四時。 常盤荘の外階段の最上段で、朝霧沙緒はコンクリートに直に座っていた。素肌の上に羽織った綿のシャツの隙…
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コント「赤い糸の窓」
【登場人物】中野小春(35):ブックカフェの店主。使い込まれたものを直して使うのが好き。空野円(34):大学講…
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掌編「ボストークの沈黙」
ボストー区の夕暮れは、性急な足音と、どこかの店の換気扇から漏れる油の匂いでできている。鴨下栞かもしたしおりは、…