はらほれ坂は、下町の賑やかな商店街から高台の住宅街へと続く、少し急な坂道です。ここは古い歴史を持つ石畳の道と、新しく作られたアスファルトの道が交差する場所で、日々多くの住人がすれ違います。

坂の途中に置かれた木製のベンチは驚くほど座り心地が良く(え、そうは見えない?)、ここあん村のさまざまな住人たちが買い物帰りや散歩の途中に静かに腰を下ろし、坂をのぼって来た人、おりて行く人と声を掛け合います。

ここあん村では、昔から、避難訓練の模擬避難経路として多くの人が駆け上った記憶が残る坂であり、振り返ると、「あのこと」によって生まれたここあん湖の姿が、湖面に覗くここあんタワーの先端とともに、眼下に広がります。誰もがふと足を止め、美しい景色を見下ろしてしまう、少しだけセンチメンタルな、ここあん村住民の「名所」のひとつです。


