酔酔亭なまくら

ものがたり

新作落語「スパイス・ファミリー」酔酔亭なまくら

(ゆっくりと客席を見渡し、にこやかに)近頃はまことに便利な世の中になったもので、スマートフォン一つあれば何でもできます。テレビに映るQRコードも、スマホをかざせば情報が見られますものね。しかし、こうした文明の利器も、使い方を知らぬ者にはただ...
ものがたり

コント「馬になるといけねえ」

【登場人物】酔酔亭すいすいていなまくら:60代。落語家。弟子の馬楼が実家の寺を継いでしまい、密かに落ち込んでいる。本名は倉木勝男。米山共子からは「かっちゃん」と呼ばれている。米山共子よねやまともこ:60代。高名なピアノ教師。なまくらの幼馴染...
千早亭小倉著作集

千早亭小倉著『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』

ここあん村(旧ココアン区)が舞台の物語(2)『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』千早亭小倉著/Kindle版偶然は必然? でも、始まりってみんなそういうものだったんじゃない?千早亭小倉の「ご都合主義」増量中完璧を求められる孤独なピアニス...
ものがたり

お題013. 背中の祝儀

六畳一間のアパート「コーポ松」の壁には、得体の知れない地図のような雨漏りのシミが広がっていた。それはオーストラリア大陸の形に似ていたが、タスマニア島にあたる部分にはカビが生えている。部屋の空気が、湿った煎餅のような匂いを帯びていた。 酔酔亭...