地層1

地層1:昭和の原風景(ルーツの層)

ここあん村のルーツであり、主要登場人物たちの親世代が青春を駆け抜けた昭和の時代を描く「原風景」の層です。恋流波東彦たちが不器用な情熱を燃やし、8ミリ映画『小春ちゃんワンダーランド』の制作に打ち込んだ日々などがこれに該当します。まだ未曾有の大災害や未知の病といった脅威を知らなかった、泥臭くもあたたかなノスタルジーに満ちた時代です。彼らが残した記憶や情熱は、数十年の時を経て現代の若者たちへと受け継がれ、村で紡がれるさまざまな物語の確かな起点として機能しています。この層に触れることで、現在の住人たちが持つ気質のルーツを垣間見ることができます。
東彦を思わせるはるひこと弟なつひこを主人公にした、1970年代の世田谷区成城を舞台にしたコントもこの層に含まれます。

バックストーリー

海ママはなぜ「男なら3万円」と説教するのか|ここあん村バックストーリー

早稲田のスナック「灯台」時代海ママの本名は誰も知らない。1980年代の終わり、早稲田のグランド坂にあるスナック「灯台」でアルバイトをしていた頃、いつも海を思わせる絞りのTシャツを着ていたことから、店では「海」「海ちゃん」という愛称で呼ばれて...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「あの頃、早稲田グランド坂で」

[昭和レトロ]早稲田大学のグランド坂にあるスナック「灯台」を舞台にした掌編小説。一浪して入学したはるひこが、高校時代の不可解な人間関係のカーストを振り返る。狭い教室の息苦しさから、巨大な大学の自由へ。都会の夜、静かに胸に染みる瑞々しい青春の物語。
箱庭コント

箱庭コント141「八月の濡れたソフトボール」|地層1

【登場人物】恋流波 東彦こひるははるひこ:早稲田大学の自主映画サークルに所属する大学生。映画制作への情熱を持つが、サークルの実態に困惑する新入生。中野 あやね:社会人。東彦より少し年上で、落ち着いた佇まいの中にいたずら好きな一面を持つ。【場...
箱庭コント

箱庭コント49「できそこないの台本とレモンスカッシュ」|地層1

時は1983年。早稲田のシナリオ研究会に所属する大学生・恋流波東彦は、8ミリ映画の自主制作に情熱を燃やしていた。彼が書き上げたのは、吸血鬼の女の子が巻き起こすハチャメチャな物語。東彦は、密かに想いを寄せる年上の社会人・中野あやねにヒロインの...