地層1

地層1:昭和の原風景(ルーツの層)

ここあん村のルーツであり、主要登場人物たちの親世代が青春を駆け抜けた昭和の時代を描く「原風景」の層です。恋流波東彦たちが不器用な情熱を燃やし、8ミリ映画『小春ちゃんワンダーランド』の制作に打ち込んだ日々などがこれに該当します。まだ未曾有の大災害や未知の病といった脅威を知らなかった、泥臭くもあたたかなノスタルジーに満ちた時代です。彼らが残した記憶や情熱は、数十年の時を経て現代の若者たちへと受け継がれ、村で紡がれるさまざまな物語の確かな起点として機能しています。この層に触れることで、現在の住人たちが持つ気質のルーツを垣間見ることができます。
東彦を思わせるはるひこと弟なつひこを主人公にした、1970年代の世田谷区成城を舞台にしたコントもこの層に含まれます。

ものがたり

箱庭コント「ドゥダードゥダー」(台本)

【登場人物】はるひこ:10歳。小学5年生。左利き。なつひこ:5歳。弟。いつも「らっら」と言っている。まさよし:はるひこの父。弁護士。すぐ小言を言うが基本は無気力。みちこ:はるひこの母。専業主婦。いつも疲れている。【場面設定】昭和47年、秋。...
ものがたり

箱庭コント「習い事」

【登場人物】はるひこ:10歳の長男。左利き。父親から「おんぱりそ」と呼ばれている。なつひこ:5歳の次男。いつも「らっら」と言っている。まさよし:父親。弁護士。すぐ小言を言う。みちこ:母親。専業主婦。ソファに沈んでいる。【場面設定】昭和47年...
ものがたり

箱庭コント「犬、お断り」

昭和40年代の世田谷区成城・砧を舞台にした、ちょっとズレた家族の日常を描くきょうだいじコント。かるたや旅人算、お米屋さんのジュースをめぐる、クスッと笑える会話劇の台本です。
ものがたり

概念ラノベ第5講 第1話「概念界の危機と、昭和へのダイブ」

灰色の濃淡だけで構成された「忘れられた概念アパート」の日常は、相も変わらずどんよりと澱んでいた。激務に倒れた弱小SE戦士(なんだそれ?)であり、今は概念「月曜日の憂鬱」として人生をやり過ごすイチローは、壁にかかったカレンダーの赤黒い文字を眺...
ものがたり

箱庭コント「魔法使いのよめいり」

【登場人物】はるひこ:小学5年生。左利き。絶対的観察者。みちこ:はるひこの母。専業主婦。ソファと一体化している。なつひこ:はるひこの弟。いつも「らっら」と言っている。【場面設定】昭和47年。成城のはるひこ家の居間。はるひこは床に座り、セイカ...