箱庭小説

箱庭小説

掌編「草野球」

ここあん村の編集プロダクション「ぽんちょ」で働く、清楚で穏やかな女性社員・中野小春。しかしアルバイトの恋流波陽(はる)の前でだけ、彼女は突飛な哲学を語り、無邪気にじゃれ合う予測不能な素顔を見せる。
箱庭小説

「素敵です中野さん」シリーズ

ここあん村の編集プロダクション「ぽんちょ」で働く、清楚で穏やかな女性社員・中野小春。しかしアルバイトの恋流波陽こひるははるの前でだけ、彼女は突飛な哲学を語り、無邪気にじゃれ合う予測不能な素顔を見せる。冷たく張り詰めた関係に疲弊していた陽にと...
箱庭小説

箱庭ラノベ|第13話 フィールドワークという名の奇行|ここあん高校文芸部

池袋・椎名町周辺の架空の村にあるここあん高校文芸部。解剖学的な観察眼を持つ一樹と、冷徹な美貌の部長・黒崎文。二人の歪な共同執筆が始まる。千早亭小倉が贈る、毒舌ヒロイン×創作理論の異色ラブコメ。
箱庭小説

移動図書館日記(102)遠野編

これは、日記の名を借りた、中野文の記憶。三月の遠野は、カレンダーの数字ほどには春を感じさせない。雪解けが進むにつれて、庭の土は泥濘ぬかるみとなり、湿った土と古い雪が混じり合った、この地特有の重たい匂いが鼻をくすぐる。ここあん村の図書館から、...
箱庭小説

移動図書館日記(101)

これは、日記という名を借りた私の記憶。仙台での図書館関連の会議が決まったとき、私の頭の片隅に、ひとつの地名がふわりと浮かんだ。岩手県遠野市。路線図をたどれば、仙台から遠野は決して「ついで」に寄れるような距離ではない。新幹線を乗り継ぎ、さらに...