居酒屋「あちこち」|箱庭ここあん村の中心スポット

出禁になっても通いたくなる人情酒場

【基本情報】
店名:あちこち(常連客からは「居酒屋まっちゃん」と呼ばれることが多い)
立地:克枯(かつかれ)地区の表通り。映画館「夕日座」やスーパー「人生」の近く。
店主:まっちゃん(42歳)。不器用な常連客を見捨てられない、父親のような深い愛情を持つ。ガールズバンド「栗きんとん99」のベース担当である「べんべん」の父親でもある。

木造の古びた外観から店内に足を踏み入れると、左手にはL字型のカウンター席があり、背もたれのない木製の椅子が正面に4、5脚、左側に2、3脚配置されています。段差のあるカウンターの上段奥には、竹籠に入った野菜が無造作に置かれ、活気ある厨房の様子を伝えています。カウンター内の料理台の左壁には、日本酒や洋酒の瓶が適当に並べられ、その奥からは調理の熱気と香ばしい匂いが漂ってきます。

正面右手には狭い机が2つあり、それぞれに背もたれのない椅子が2脚ずつ向かい合わせに置かれています。壁には手書きのメニューが隙間なく貼られています。

正面に狭い廊下が伸び、突き当たりにはのれんが掛かっています。のれんの下からは、その奥にある洗面台の足元がうっすらと窺えます。全体的に古ぼけた印象はありますが、隅々まで掃除が行き届いた清潔感があります。

名物エピソード

ここは、泥臭くたくましい生活の熱に溢れた、村人たちの憩いの場です。

店の名物は、常連客であった二つ目の落語家(当時)の酔酔亭馬楼と大将の「出禁」を巡る攻防でしょう。「酒飲みに情けをかけるな」と息巻きながらも、結局は泥酔した馬楼の面倒を見てしまうまっちゃんの人の良さは、村でもよく知られています。馬楼が「出ていくのが禁止なら、入ってくるのはオッケー」という屁理屈をこねて店に戻ってきたエピソードは、常連客たちの笑い種になっています。

また、店内の壁には、馬楼がまっちゃんのスマートフォンを奪って撮影した「二重にブレた月の写真」が、画鋲で留められています。ピントの合っていない失敗写真ですが、まっちゃんはそれを剥がすことなく、不器用な者たちを温かく見守る象徴として残しています。

夜になれば、文芸評論家の徒然士が熱燗をすすりながら理屈をこね、娘のべんべんがライブの打ち上げで重低音を響かせながら筑前煮を混ぜ合わせるなど、雑多な人間模様が交差します。

●大将まっちゃん

●「あちこち」の自称若女将べんべん

居酒屋「あちこち」が登場するものがたりやコント
[コント台本・小説450本以上]

主な舞台は、椎名町三丁目から広がる箱庭「ここあん村」。箱庭コント作家・千早亭小倉の手による、どこか懐かしい日常劇やクスッと笑えるコメディ、沁みる掌編を絶賛公開中です。これからも「読むシットコム」の世界を追究していきます。
*ここあん村および本サイトに掲載している小説類の設定はフィクションです。 *The articles on this site were written by a human, peppered with AI. *無断転載禁止 Copyright © 2025 千早亭小倉|箱庭コントを紡ぐ 話紡庵レーベル All Rights Reserved.

[コント台本・小説450本以上]

主な舞台は、椎名町三丁目から広がる箱庭「ここあん村」。箱庭コント作家・千早亭小倉の手による、どこか懐かしい日常劇やクスッと笑えるコメディ、沁みる掌編を絶賛公開中です。これからも「読むシットコム」の世界を追究していきます。
*ここあん村および本サイトに掲載している小説類の設定はフィクションです。 *The articles on this site were written by a human, peppered with AI. *無断転載禁止 Copyright © 2025 千早亭小倉|箱庭コントを紡ぐ 話紡庵レーベル All Rights Reserved.

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