2026-02

箱庭コント

箱庭コント「あえて説明調」

平日の午後の、きさらぎ文化会館の図書室。そこは、差し込む光の筋のなかに埃がゆっくりと舞うのが見えるほど、完璧な静寂に満ちていた。美術書が並ぶ一角。少し高めの棚に収められた、一冊の分厚い本に、二人の女の手が同時に伸びた。――アール・デコの装幀...
箱庭コント

箱庭コント「ペコリーにょの引力」

【登場人物】堂島巧どうじまたくみ:文芸部員(A組)。世界のすべてを物理法則と構造設計図として認識する。定義と論理の番人。ギオン(別名:オノマトペ王子):元文芸部員。「感覚派」。世界の現象にふさわしい「至高のオノマトペ」を探し求める、苦悩する...
箱庭コント

箱庭コント「鶏とさばの運命的な何か」

登場人物カート:ここあん高校の生徒。金髪で中性的な美少年だが、なぜか常に宇宙的な不条理に巻き込まれ、それを淡々と受け入れている。ケニー:ここあん高校の生徒。地味な文学少年。カート・ヴォネガットを敬愛しており、世界の不条理を(書物を通じて)理...
箱庭コント

箱庭コント「静電気とトラルファマドール」

[シットコム・コント台本]ブックカフェでヴォネガットの小説を読む高校生ケニーと、翻訳家の菜箸かな。周囲の押し付けがちな価値観を「アイス・ナイン」に例え、二人は作品のユーモアを交えながら静かに語り合う。知的な空気感とクスッと笑える掛け合いが魅力の日常劇。
箱庭コント

箱庭コント「屋上と不確定性原理」

【登場人物】リリカ B組生徒。「冷たい最強」。陳腐な青春ドラマが大嫌い。ケニー B組生徒。地味な文学少年。「読み専」。リリカの皮肉を翻訳できる。カリソメ君 B組生徒。ごく普通の男子。リリカに興味があるが、会話が噛み合わない。【場所】私立鳥瞰...