2026-05

箱庭コント

箱庭コント95-96「欠けるのみどり」

【登場人物】緑野翠:ここあん村村長。理想主義でやり手だが、どこか抜けている。「てへっ」が決め台詞。神崎志乃:喫茶店「小古庵」女将。客を否定も肯定もせず受け入れる、静かな鏡のような存在。【場面設定】午後の「小古庵」。カウンター席には誰もおらず...
箱庭コント

箱庭コント97「こねこはん」

【登場人物】生地 こね子:35歳。ここあん村のパン屋「boulangerie KONEKO」の店主。パン作りに情熱を注ぐが、実は重度の「米派」という矛盾を抱える。背が低く、オーブンで腕を火傷しがち。おはぎはん(宏原 こはぎ):22歳。フリー...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭スケッチ「約束ノート」

【登場人物】恋流波 陽(ハル) :ここあん大学の学生。編集プロダクション「ぽんちょ」の元アルバイト。真田 まる :「ものがたり屋」店主。他者の物語を預かる女性。【場面設定】夜。椎名町三丁目の路地裏、「ものがたり屋」。カウンターにはハルが座っ...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「凪の来訪者」

ここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」を舞台にする「物語の寄港地」シリーズの一編。7月の陽光は、ブックカフェ「シズカ」の大きな窓ガラスを透過し、磨かれた床に鋭角な光の四角形を描き出していた。その光の領域を避けるように、客は二人、それぞれの時間...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

環奈への手紙(3)

音の「周期」と「共鳴」。元ピアニストの私にとって、少し懐かしくて、胸の奥に突き刺さる言葉だわ。 あなたが聴いているのはお祭りの賑やかさではなく、空気を震わせる物理的なヘルツなのね。群体のリズムに同調して、内部のストレスを均質化する。 もしこ...