箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(103)遠野編

これは、日記の名を借りた、中野文の記憶。菜箸千夏さんが遠野へやってくる日が、少しずつ近づいている。彼女がこちらへ向かう道のりや、どんな景色を抜けてくるのかを地図で想像しているうちに、ふと、ボランティアとして沿岸部へ通っていた頃のある情景が蘇...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「三グラムの投函」

――三グラム。定形郵便の規定である二十五グラムを大きく下回るその重さを、五年間配達鞄を提げてきた男の指先は正確に計量していた。小名地区の路地裏に建つ音巴里荘は、無計画な増改築を繰り返した結果、一階に集合ポストを置くスペースすら失っている。配...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「草野球」

ここあん村の編集プロダクション「ぽんちょ」で働く、清楚で穏やかな女性社員・中野小春。しかしアルバイトの恋流波陽(はる)の前でだけ、彼女は突飛な哲学を語り、無邪気にじゃれ合う予測不能な素顔を見せる。
箱庭小説(掌編・スケッチ)

「素敵です中野さん」シリーズ

ここあん村の編集プロダクション「ぽんちょ」で働く、清楚で穏やかな女性社員・中野小春。しかしアルバイトの恋流波陽こひるははるの前でだけ、彼女は突飛な哲学を語り、無邪気にじゃれ合う予測不能な素顔を見せる。冷たく張り詰めた関係に疲弊していた陽にと...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭ラノベ|第13話 フィールドワークという名の奇行|ここあん高校文芸部

池袋・椎名町周辺の架空の村にあるここあん高校文芸部。解剖学的な観察眼を持つ一樹と、冷徹な美貌の部長・黒崎文。二人の歪な共同執筆が始まる。千早亭小倉が贈る、毒舌ヒロイン×創作理論の異色ラブコメ。