箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(102)遠野編

これは、日記の名を借りた、中野文の記憶。三月の遠野は、カレンダーの数字ほどには春を感じさせない。雪解けが進むにつれて、庭の土は泥濘ぬかるみとなり、湿った土と古い雪が混じり合った、この地特有の重たい匂いが鼻をくすぐる。ここあん村の図書館から、...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(101)

これは、日記という名を借りた私の記憶。仙台での図書館関連の会議が決まったとき、私の頭の片隅に、ひとつの地名がふわりと浮かんだ。岩手県遠野市。路線図をたどれば、仙台から遠野は決して「ついで」に寄れるような距離ではない。新幹線を乗り継ぎ、さらに...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭スケッチ「小説はオワコンか?」

池袋から数分、幻の椎名町三丁目から広がる架空の村「ここあん村」の記録。千早亭小倉による掌編、コント、移動図書館の活動日記を掲載。
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭ラノベ|第12話 割れた卵をめぐる観測|ここあん高校文芸部

池袋・椎名町周辺の架空の村にあるここあん高校文芸部。解剖学的な観察眼を持つ一樹と、冷徹な美貌の部長・黒崎文。二人の歪な共同執筆が始まる。千早亭小倉が贈る、毒舌ヒロイン×創作理論の異色ラブコメ。
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭スケッチ「がたがたいうテーブル」

湖畔のブックカフェを舞台に、哲学者と翻訳家が「理想的な対話」の可能性を論じる。ハーバーマスの死をきっかけに揺らぐ理性と、不完全な世界で正気を保つための知的なやり取りを切り取ったショートストーリー。