箱庭小説

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箱庭小説|お題001. 遠心力と赤い抜け殻|二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋

伸び悩む落語家・酔酔亭馬楼と、代弾きピアニスト・糠森ひな。中編『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』で二人が別々の道を歩み出す前の、不器用で愛おしい日常を切り取ったショートスケッチ集。自販機のコンプレッサーが時折、不機嫌そうな唸りを上げる...
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ヴィネット「湖畔の庵」

ここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」を舞台にする「物語の寄港地」シリーズの一編。六月の雨は、森の匂いを濃くしていた。災害が作ったという湖は、そのすべてを飲み込んで静まり返っている。水面と空との境界線は、灰色の雨に溶けてどこまでも曖昧だ。その...
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箱庭小説「寄港地のピアニスト」

ここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」を舞台にする「物語の寄港地」シリーズの一編。秋の陽光が、災害で生まれた湖のきらめきをブックカフェ『シズカ』の店内へ届け、床にくっきりとした光の四角形を描いていた。その光の領域を避けるように、客が一人、厚い...
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掌編「いときちのグリッサンド」

【あらすじ】※ネタバレありガールズバンドのギタリストいときちは、バンドのスタジオ代を稼ぐためのFX取引に失敗し、深夜二時、アパートのトイレで口座残高全てを失い、強制ロスカットとなる。絶望の中、姉の真田まるからスタジオ代の催促メッセージが届き...