さやかっくす

箱庭コント

箱庭コント266「路傍の石」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界「ここあん村」の月が落ちない理由を巡るロマンと現実の食い違い。山本有三『路傍の石』のエピソードをきっかけに、噛み合わない会話と道端の石の価値を巡るズレた熱弁が繰り広げられる日常シットコム。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント231「歯磨きのバタフライ・エフェクト」

【登場人物】古暮 賢人:ここあん大学院生(M1)。日常の些細な摩擦を過剰な論理で語り、他人にたかろうとする小心者。さやかっくす:塔「ペンタ」の管理人で学バスの運転手。思考よりも肉体の感覚を優先する野生派。【場面設定】巨大塔「ペンタ」の外壁付...
箱庭小説

箱庭小説「模擬面接バス」

霧に濡れた路面が、タイヤを介して微かな震動を伝えてくる。さやかっくすは指先に力を込めず、掌の皮一枚でその震えを読み取った。自身の神経が、ステアリングのシャフトを通って路面にまで伸びている感覚。彼女にとって、己の筋肉と神経を制御下に置くことは...
箱庭小説

連続ジェミ庵小説(9)

第25話 タイトル:予鈴の硬直と被写体の変容【登場人物】古暮 賢人:ここあん大学大学院生。日常の風景から世界の破滅を読み取り、勝手に怯える小心者。奏 今朝子:元チェリストの写真家。他者の奇行を前衛芸術として肯定し、面白がる女性。【スポット】...
箱庭コント

箱庭コント311「垂直の訪問者」

【登場人物】さやかっくす:「ペンタ」の自称管理人。まんのすけ:ここあん村の他称「元祖ニート」【場面設定】午後二時。筋金入りの引きこもり、まんのすけが自室で「天井のシミの数を数える」という崇高な業務に励んでいる。(2階の窓ガラスが、コンと鳴る...