箱庭小説(掌編・スケッチ) 箱庭小説「おはぎはんの正義」
梅雨の晴れ間というのは、夏の始まりを告げる気まぐれな祝祭だ。アスファルトから陽炎が立ちのぼり、昨日までの雨の名残をすっかり乾かしてしまう。風は湿り気をたっぷりと含んでねばつき、網戸を通り抜けては、部屋の中の空気とゆるやかに混ざり合った。台所...
箱庭小説(掌編・スケッチ)
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