移動図書館

箱庭小説

移動図書館日記(25)

避難所の記憶 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。ロマコメ号の車内で思い出す、避難所だった頃の図書館。本を守り、データを登録し続けることが、私たちが正気を保つ唯一の方法だった。[移動図書館/避難所/震災の記憶]
箱庭小説

移動図書館日記(24)

警察官の肖像画 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。男の子が描いてくれた私の絵は、なぜか「警察官」だった。秩序と規律に縛られる自分の姿を射抜かれたような、痛くて温かい一枚。[移動図書館/子ども/自己省察]
箱庭小説

移動図書館日記(23)

スミさんの涙 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。子どもたちの喧騒の横で、静かに涙を流す利用者さん。言葉にできない悲しみに寄り添う、物語という名の「目に見えない処方箋」。[移動図書館/グリーフケア/本]
箱庭小説

移動図書館日記(22)

割烹着の白 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。ボランティアさんが着てきた真っ白な割烹着。私が「傷のない本」を選びたくなる心理と同じ、混沌とした世界に対する静かで清潔な抵抗。[移動図書館/日常/美学]
箱庭小説

移動図書館日記(21)

カラオケ大会 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。真木先輩の代打で訪れた団地で、まさかのカラオケ参加。完璧な司書であろうとして閉じ込めていた感情が、手拍子の中で解き放たれる。[移動図書館/地域交流/歌]