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ZINE・住民のつぶやき

いつもの道の、ブランコ|ZINE「ほつれ」掲載作

かんたは小さな移動図書館車。その日、かんたは、新しい道を走っていました。いつもの山道ではなく、団地の横を通る道です。かんたの仕事は、この道を通り過ぎて、ずっと先にある海辺の町まで本を届けることでした。いくつもの四角い建物と建物の間に、公園で...
ZINE・住民のつぶやき

伏線と余白|ZINE「ほつれ」掲載作

あるところに、一冊の物語が生まれる場所がありました。そこには、ふたりの働きものがいました。ひとりは、「伏線」という名の男の子。伏線くんの仕事は、物語のあちこちに、未来のできごとをそっと知らせるための「しるし」を置いていくことでした。物語がは...
ZINE・住民のつぶやき

トットとバナナの味のなぞ|ZINE「ほつれ」掲載作

まっしろな画用紙の国に、トットという男の子がいました。トットの体は、小さな、小さな点の集まりでできていました。スクリーントーンのトットです。トットは、決まった場所にいるのが大好きでした。右を見れば、同じ点のトナリくん。左を見れば、やっぱり点...