箱庭コント あらすじ&リンクまとめ(12)|221〜240

箱庭コント221「3人の小春」1(トマト編)
(あらすじ)中野家の台所で、あやねと孫の楓子が夕食の準備を進めている。40年前のシナリオから現れた吸血鬼キャラの小春ちゃんが、トマトの赤さに血を連想して包丁を握れないと怯えつつ、代わりに自分が噛んでなりたいものへ変身させようと突拍子もない提案を持ちかけてくる。

箱庭コント222「お嬢様と割り勘」
(あらすじ)ここあん大学の階段の踊り場。同大の学生恋流波陽が前夜の飲み代を精算しようと、手持ちの小銭を数えながら幼馴染の南ちづるに請求している。ちづるは、男の器を見せて奢るべきだと甘えてみせ、持ち合わせがないなどと都合のいい屁理屈を並べて支払いを巧みにはぐらかそうとする。

箱庭コント223「ごろんでぷしゃー」
(あらすじ)家電量販店のマッサージコーナーで、ここあん高校の国語科教師月読リノがマッサージチェアに揺られ、強烈な刺激に耐えている。そこへ通りかかった音巴里荘に暮らす画家の額フチ子が、リノの服から転がり出た丸いキャベツを本人の生首だと勘違いし、パニックに陥って口に含んでいたトマトジュースを派手に吹き散らかして騒ぎ立てる。

箱庭コント224「特権的マーガリン」
(あらすじ)ここあん湖畔、開店前のブックカフェ「シズカ」。オーナー静の母、氷上冬子が散歩ついでに訪れる。共同オーナーの中野小春がカウンターを拭きながら準備を進めている。冬子は、気難しい娘、静の食への偏屈なこだわりや不器用な生き方を面白がりながら、共同生活の生々しい実態を聞き出そうと探りを入れてくる。

箱庭コント225「父子あり」
(あらすじ)夜のここあん図書館の返却ポスト前。FMここあんのエンジニア佐野健と、ここあん高校生の神崎一樹が、本を投函した際に響いた鈍い音の不具合について語り合っている。ポスト脇に置かれた古いAIラジオが突然起動し、血の繋がらないふたりの声や仕草が瓜二つであると指摘する独自の寓話を語り聞かせてくる。

箱庭コント226「ダバダのメトロノーム」
(あらすじ)きさらぎタウンの微笑書店内のカフェスペース。小説家の朝霧沙緒が窓の外を見つめ、気だるい絶望に浸りながら一人佇んでいる。主婦の相田ミキが大量のレシートを広げて相席し、沙緒の重々しいオーラを風除けの文鎮代わりに利用しながら、口ずさむスキャットのリズムに合わせて家計簿の仕分け作業を手伝わせようと巻き込んでくる。

箱庭コント227「ディランまつり」
(あらすじ)夕暮れの路地裏で、ここあん高生のカリソメ君がフォークソングの弾き語りフェスだと思い込み、アコギを抱えて会場を探している。革ジャンを羽織ったここあん大生の恋流波陽が現れ、西海岸の風やポルシェを気取り、海外ドラマのあの登場人物のようなキザな台詞を浴びせかけ、困惑するカリソメ君を余所に独特な世界観へと巻き込んでいく。

箱庭コント228「支払いはぬめぬめで」
(あらすじ)ここあん大学の地下ラウンジ。大学院生の平泉慧が外界からの余計な刺激を遮断するため、出入り口のドアに目張りを施して絶対的な個室空間を完成させようとしている。居合わせた院生花野環奈が、ドアのわずかな隙間から受け取る手はずでピザを注文したと明かし、現金決済の奇妙な受け渡し方法を持ち出して調子を狂わせにかかる。

箱庭コント229「ハイデガー的ストロー」
(あらすじ)ここあん湖畔、開店前のブックカフェ「シズカ」で、店主の氷上静が誤発注によって届いた1万本ものストローの山を前に、自身の不手際を嘆きつつ棚へ綺麗に並べ直している。用途不明の部品を提げたへんてこさんが窓から横歩きで侵入してきて、ストローを頭上へ放り投げて踏み潰し、静が保とうとした秩序をあっけらかんと粉砕しにかかる。

箱庭コント230「武功が泣いた日」
(あらすじ)深夜のボストー区の路地裏。作家の武功が排水溝の網の隙間に落とした缶コーヒー代の百円玉を拾おうと、冷たい地面にしゃがみ込んで覗き込んでいる。トレンチコートの襟を立てた自称詩人の逢坂渉が通りかかり、百円玉を都市の迷宮への入場料や銀色の涙だと大仰に美化し、生活感に苦しむ武功をよそにポエムをまき散らしてくる。

箱庭コント231「歯磨きのバタフライ・エフェクト」
(あらすじ)ここあん村北部、巨大塔ペンタの外壁付近。ここあん大学院生の古暮賢人が、朝の歯磨き粉の失敗から連鎖した不運によって昼食を逃したと、世界の悪意に怯えながら頭を抱え込んでいる。学バス運転手のさやかっくすが工具箱を手に現れ、お腹を空かせた古暮の過剰な被害妄想に耳を貸すこともなく、壊れた彼の靴底を無言で力任せに圧着修理し始める。

箱庭コント232「ハリボテの踊り子と乾いた草」
(あらすじ)きさらタウンの微笑書店内のカフェスペース。成城が丘に暮らす氷上冬子が持参した水筒の煎じ茶を静かに口にし、老いていく身体を愛でながら休息している。主婦の矢尾玲子が華やかに通りかかり、独特な漢方の匂いを干からびた草だと上から決めつけ、自分は永遠に輝き続けるプリマドンナだと独自の美容理論と肥大化した自己愛をぶつけてくる。

箱庭コント233「B面のロマン」
(あらすじ)移転作業が進む編集プロダクション「ぽんちょ」の旧オフィスで、社員の鶴亀昌子が底の抜けかけた段ボール箱を見咎め、無駄な荷物を減らすため速やかに廃棄しようとしている。社長の古河モン太郎が段ボールを引っ張り合いながら割って入り、中に詰まった油まみれの箸袋は人生のB面であり熱い魂の結晶だと必死に抵抗してくる。

箱庭コント234「バイプレイヤーズ@ここあん村」
(あらすじ)夕暮れのここあん湖畔のベンチ。相田ミキの夫が、妻が紹介記事の影響を受けて夕飯のおかずをご飯と全融合させた珍妙なおにぎりを出してきたと嘆いている。隣に座る商店会長郷田剛の妻とここあん図書館長高島雅也の妻が深く同調し、それぞれの配偶者が外向きの肩書や評判に囚われて家庭内で引き起こした迷惑な被害の数々を次々と暴露し始める。

箱庭コント235「月影の温度」|月面レタス隊
(あらすじ)月面基地「満月亭」の展望窓の前で、月面レタス隊クルーのエンジニア、マッドが食べ終えた包み紙を手に佇み、青白く差し込む地球の光を浴びながら感傷的な物思いに耽っている。プロテインを激しく振る同隊クルーのパイロット候補生チョピンが元気よく現れ、日光の当たらない影は凍結する危険地帯だと勘違いして騒ぎ立て、静かな情緒を豪快に吹き飛ばしにかかる。

箱庭コント236「3人の小春」2(鳥から編)
(あらすじ)ここあん村の居酒屋「ここきた」の座敷席。ここあん大生の中野楓子が皿の上に残された最後の唐揚げに目を留め、レモンをかけて食べようと伺いを立てる。若返った祖母のあやねがそのままの味を楽しみたいと異議を唱え、さらに吸血鬼の小春ちゃんが酸味の効能を支持して割って入り、最後の一口を巡って世代の異なる三人が賑やかに衝突し始める。

箱庭コント237「シャショーって何ですか?」
(あらすじ)夕暮れのここあん図書館の裏口。司書の鈴木美桜がガラクタの詰まった段ボール箱を抱きしめ、生きた証を捨てられないと涙目で立ち尽くしている。通りかかった現代思想家の氷上静とここあん大学哲学科講師の空野円が足を止め、本質を抜き出す抽象と不要なものを切り捨てる捨象の二面性をスープのアク取りに例え、独自の論理で解説し始める。

箱庭コント238「3人の小春」3(充電編)
(あらすじ)中野家の居間。ここあん大生の中野楓子が電池切れを恐れながらスマートフォンの画面を慌ただしく確認している。19歳の姿に若返った祖母のあやねが板切れを擦るヤングだと冷やかし、さらに物語から現れた吸血鬼の小春ちゃんが昭和風のぶりっ子ポーズで寄り添ってきて、ふたり揃って時代錯誤なノリで楓子を煙に巻いていく。

箱庭コント239「AI女優は演歌の夢を見るか?」
(あらすじ)ここあん村の編集プロダクション「ぽんちょ」。社長の古河モン太郎が、オフィスで出社してきた劇団員たちを前に、ハリウッドの流行に乗ってAI女優で一儲けしようと熱弁を振るっているところ。そこへ劇団「かもかも」の女優赤井葵が、人間である自分をAIとして売り出す無茶な思いつきに、すぐにバレると激しく呆れて反論する。

箱庭コント240「ピカピカのシンボル」
(あらすじ)ここあん村の商店街会長の郷田剛が、映画館「夕日座」の前で支配人の伊武人具を捕まえ、街の活性化のシンボルとなる新企画を熱っぽく語りかけている。通りかかった翻訳家の菜箸かなが二人の会話を立ち聞きし、郷田が自身の金ピカの胸像を回転させて街中に飾る奇抜な計画だと早合点して、懸念を口に挟んでくる。

箱庭コント一覧
ここあん村を舞台に、ここあん村の住人たちの日常の、些細な一幕を切り取って、「笑い」に昇華させたコントやショートショートを集めました。仕事場での騒動や酒場でのやり取りなど、見慣れた光景がふとしたきっかけで常軌を逸した展開へと転がり落ちていきま…
[コント台本・掌編 約600本]

主な舞台は、椎名町三丁目から広がる箱庭「ここあん村」。箱庭コント作家・千早亭小倉の手による、どこか懐かしい日常劇やクスッと笑えるコメディ、沁みる掌編を絶賛公開中です。これからも「読むシットコム」の世界を追究していきます。
*ここあん村および本サイトに掲載している小説類の設定はフィクションです。 *The articles on this site were written by a human, peppered with AI. *無断転載禁止 Copyright © 2025 千早亭小倉|箱庭コントを紡ぐ 話紡庵レーベル All Rights Reserved.

[コント台本・掌編 約600本]

主な舞台は、椎名町三丁目から広がる箱庭「ここあん村」。箱庭コント作家・千早亭小倉の手による、どこか懐かしい日常劇やクスッと笑えるコメディ、沁みる掌編を絶賛公開中です。これからも「読むシットコム」の世界を追究していきます。
*ここあん村および本サイトに掲載している小説類の設定はフィクションです。 *The articles on this site were written by a human, peppered with AI. *無断転載禁止 Copyright © 2025 千早亭小倉|箱庭コントを紡ぐ 話紡庵レーベル All Rights Reserved.

箱庭コント
higashiboctokをフォローする
タイトルとURLをコピーしました