まるの国語辞典「まるさん」(3)

さんぽ【散歩】(のんびり)
意味 目的地を決めんと、自分の足が地面を蹴る感覚だけを確かめに行く時間や。
様子 深海魚が圧力に耐えるみたいに、昨日までの仕事で重くなった体を、外の空気にさらしてほどいていく作業。冷蔵庫の奥で賞味期限が切れた調味料を眺めるのをやめて、外の埃を吸い込みに行くこと。
例文
休みの日は起きたらすぐ、顔も洗わんと散歩に出るんよ。
近所の犬が散歩してるのを見ると、私も歩かなあかんなって思うわ。
散歩の途中で見つけた自動販売機で、いっつも同じジュース買うてまうねん。

とけい【時計】(せわしない)
意味 人の都合を無視して、ただ同じ間隔で金属の歯車を噛み合わせ続ける機械やね。
様子 伸びた足の爪を切る夜中に響く、かちりという乾いた音。鍋底の焦げをこすり落とす腕の動き。冷めた白湯を飲み下す喉が鳴るとき、部屋の隅で休まずに回るその存在を思い出すんよ。
例文
電池が切れて止まったままの時計を、直すのが面倒で何ヶ月も壁に掛けたままにしてるわ。
朝起きて一番に時計を見上げて、まだ寝られるとわかったときの布団のぬくもりは格別やね。
換気扇が回る台所で、時計の針が進む音だけがやけに耳につく夜があるんよ。

*ここあん村および本サイトに掲載している小説類の設定はフィクションです。
*The articles on this site were written by a human, peppered with AI.
*無断転載禁止 Copyright © 2025 千早亭小倉|話紡庵レーベル All Rights Reserved.

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