中野あやね

箱庭コント

箱庭コント「できそこないの台本とレモンスカッシュ」

時は1983年。早稲田のシナリオ研究会に所属する大学生・恋流波東彦は、8ミリ映画の自主制作に情熱を燃やしていた。彼が書き上げたのは、吸血鬼の女の子が巻き起こすハチャメチャな物語。東彦は、密かに想いを寄せる年上の社会人・中野あやねにヒロインの...
箱庭小説

【外部】掌編(中野あやね/氷上冬子)

「無名」(あらすじ)あやねと冬子は、車の轍が途絶えた森の奥にある湯治場を訪れる。そこで出される料理は、どの野菜とも一致しない「名も知れぬ」ものばかり。二人は戸惑いながらも食事を進めるうち、胃の腑に熱が灯り、身体が根っこから喜ぶような静かな充...
箱庭小説

名言3(中野あやね)

湾曲の正当性登場人物:中野あやね、中野楓子中野あやね(65歳・小春の母)は、まな板の上で極端に曲がった胡瓜の端を、親指の腹でなぞっていた。「ねえ、この湾曲には、植物なりの正当な理由があると思う?」孫の楓子(19歳・大学生)は、換気扇の回る周...