箱庭コント あらすじ&リンクまとめ(15)|281〜300

箱庭コント281「のびしろ無限大」
(あらすじ)ここあん村の喫茶「小古庵」のカウンター席。自由人(?)の恋流波東彦が、自身の座右の銘である「のびしろ無限大」という言葉の持つ大らかな広がりについて語り始める。隣に座る文芸評論家の徒然士が、還暦を過ぎた男の怠慢や加齢の言い訳に過ぎないと手厳しく窘め、言葉の美学を都合よく拡大解釈する東彦の厚かましさに激しく憤る。

箱庭コント282「今夜はリートイット」
(あらすじ)ここあん村図書館の文化教室受付。ドイツ歌曲講師のボラン京子が、まもなく始まる自身の講座の応募状況を副館長の真木まきに確認している。受講希望の主婦相田ミキが駆け込んできて、ドイツリートと歌曲の違いをパスタに例えつつ、家庭のフライパンを持ち込んでいいかと尋ね出し、高尚な声楽講座をお料理教室と勘違いした質問を浴びせる。

箱庭コント283「甘い言い訳」 |月面レタス隊
(あらすじ)月面基地「満月亭」の共有スペースで、月面レタス隊チーフエンジニアのマッドが、同僚のパイロット候補生チョピンの胸にある有名作曲家のワッペンを指差し、なぜ「チョピン」と名乗るのか問い詰める。チョピンは、壊滅的な音痴を隠すための予防線だと開き直り、さらにアシスタントAIのヌカヅケが割って入って基地内の秘密の行動データを暴露し始める。

箱庭コント284「ミステリーサイエンスシアターと3人のK」
(あらすじ)ここあん大学の自主映画サークル「アーヌエヌエ」部室。監督志望の大学生岸辺義道は、渡された映像データの下部に観客の黒い影が映り込んで茶々を入れている様子を、映画への冒涜だと憤る。後輩の遠藤薫子が、それは映画の不出来を愛あるツッコミで楽しむカルトコメディの手法だと解説し、眉間にシワを寄せて純粋な没入ばかり求める義道の石頭をからかい始める。

箱庭コント285「ぴょんぴょん隠密|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)昭和47年の商店街。十歳の長男はるひこが弟なつひこの手を引いて歩く中、電信柱の「不審者に注意」の看板を見つけて意味を母に尋ねている。みちこは、それは怪しい人のことだと説明するものの、言葉の定義にこだわるはるひこが『スター誕生』の審査員や時代劇の役者と結びつけて珍妙な質問を連発して、みちこのつかれを増幅させる。

箱庭コント286「どっちのイヤミ」 |はるなつコントシリーズ
(あらすじ)成城にある中華レストランの店先で、十歳のはるひこが母みちこから字が汚いことを「達筆」と皮肉られ、褒められたと勘違いして喜んでいる。店員に名前を読まれず激怒した弁護士の父まさよしが出てきて字の下手さを叱責し、母から「嫌味」だと教えられたはるひこが漫画のキャラクターと混同して頓珍漢な疑問をぶつけていく。

箱庭コント287「すっぱいしっぱい」 |はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこが母みちこに頼まれ、油と酢が分離するドレッシングをスプーンで一生懸命にかき混ぜている。不機嫌そうに新聞を広げていた弁護士の父まさよしが、手際の悪さを過去の失敗と結びつけて小言を放ち、「すっぱい」と「失敗」の語感を巡って噛み合わない揚げ足取りを仕掛けてくる。

箱庭コント288「あら、おさむらいさんの目」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)土曜の夜遅く、十歳のはるひこが居間のドアの影から、テレビの時代劇に夢中になっている母みちこの様子を観察している。不機嫌な弁護士の父まさよしが帰宅し、法を無視した私刑を許さないとテレビの内容に文句をつけ始め、大人の会話に興味津々なはるひこが素朴な質問を次々と挟んで苛立たせる。

箱庭コント289「長いなっちゃん」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)居間。学校から帰った十歳のはるひこがランドセルを背負ったままテレビの野球中継を眺め、試合の異常な長さに驚いて興奮している。台所から現れてソファに倒れ込んだ母みちこが早く手を洗うよう促すも、はるひこは「長い」という言葉の響きに囚われ、床で遊ぶ弟なつひこを巻き込んで独自の言葉遊びで騒ぎ立てる。

箱庭コント290「ぴょんぴょんガニ」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)買い物帰りの路上で、十歳のはるひこが、独特の横跳びで走る五歳の弟なつひこの真似をしながら、なぜ横向きに走るのか母に尋ねている。夕飯の献立に悩む母みちこは、カニの生まれ変わりだと適当にあしらうも、はるひこがプロ野球の盗塁王と弟を結びつけて囃し立て、さらに弟の横跳びを加速させてしまう。

箱庭コント291「なっちゃん なつひこ なにぬねの」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこが床に腹ばいになり、言葉を話さない弟なつひこに五十音や名前を熱心に復唱させている。海外小説を読んでいた弁護士の父まさよしが、「な」の次は「にぬねの」だと理屈っぽく割り込み、条件反射だと茶化しながらも自分の名前を覚えさせようと大人気なく張り合い始める。

箱庭コント292「楽園と前掛け」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこが国語辞典を広げ、父から呼ばれている謎のあだ名「おんぱりそ」の意味が載っていないと、母みちこに尋ねる。帰宅した弁護士の父まさよしが、スペイン語で「ひとつの楽園」を意味する高尚な言葉だと自慢げに講釈を垂れ、兄弟の呼び名に秘められた独自の屁理屈を語り聞かせてくる。

箱庭コント293「東生田小学校校歌」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこが小学校の校歌に出てくる「多摩の横山」というフレーズを呑気に歌っている。新聞を読んでいた弁護士の父まさよしが、低俗な流行歌かと難じ、万葉集に登場する防人の歌の知識をひけらかしながら、小田急線を使わずに遠い学校まで徒歩で通えと理不尽な屁理屈を押し付けてくる。

箱庭コント294「付録のこんにゃく」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)居間のテーブルで、十歳のはるひこが雑誌の付録で作った灰色の手作りこんにゃくを前に、なぜか泥のようになって失敗したと母に零す。書斎から現れた弁護士の父まさよしが、怪しい物体を一瞥して不快感を示し、失敗の原因は物事の手順や行動の動機を理解していないからだと講釈を垂れて混乱を広げていく。

箱庭コント295「ドゥダ―、ドゥダー」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)音楽教室から帰宅した十歳のはるひこが、陽気な名曲を作った作曲家フォスターが最後は失意と孤独の中で亡くなったと知り、暗い顔で両親に疑問を投げかける。新聞を読んでいた弁護士の父まさよしが、そういう話は芸術家には付き物だと冷淡に切り捨てつつ、自分の辞書に「失意」などないと大仰な持論で強がってみせる。

箱庭コント296「習い事」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこに対し、新聞を読んでいた弁護士の父まさよしがバイオリンと剣道のどちらを習いたいか唐突に尋ねてくる。はるひこがテレビの影響で剣道を希望すると、父がくだらないと一蹴してバイオリンを強制しようとし、そこへ母みちこが南極観測隊員の妻が教える教室のチラシを持ち出してくる。

箱庭コント297「犬、お断り」 |はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこが図書室で借りた本を広げ、犬を飼いたい一心で犬の生態や映画(『スヌーピーの大冒険』)の知識を母に語りかけている。ソファで横たわる母みちこが絶対に飼わないとにべもなく拒絶し、以前弟が隣家の猛犬に襲われそうになった危ない記憶を持ち出して、犬への警戒心を頑なに露わにして突っぱねる。

箱庭コント298「魔法使いのよめいり」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこが希望と違って買い与えられたアニメかるたを一人寂しく広げ、退屈を紛らわせようと読み札を読み上げている。ソファで仰向けになっていた母みちこが、だらしない絵札のキャラクターを自分にそっくりだと息子から指摘され、退屈ではなく何もしたくないだけだと無気力に開き直る。

箱庭コント299「おとうさんの目次」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)小田急線の車内で、十歳のはるひこが駅名標を見つめ、「和泉多摩川」の「和」を読まない理由を両親に尋ねる。洋書を広げていた弁護士の父まさよしが、地名の歴史的規則や英語の「黙字」について不機嫌そうに講釈を垂れ始めるも、はるひこから本の「目次」と勘違いされて会話が頓珍漢な方向へと脱線する。

箱庭コント300「ルールなきすごろくと葛藤の行方」|はるなつコントシリーズ
(あらすじ)自宅の居間で、十歳のはるひこが手作りすごろくを広げ、早く進むよう工夫したのに友達がすぐ飽きてしまうと母に悩みを打ち明けている。書斎から現れた弁護士の父まさよしが、罰則や報酬のない規則など無意味だと一刀両断し、物語にも人生にも「葛藤」が足りないから面白くないのだと上から目線で説教してくる。


箱庭コント一覧
ここあん村を舞台に、ここあん村の住人たちの日常の、些細な一幕を切り取って、「笑い」に昇華させたコントやショートショートを集めました。仕事場での騒動や酒場でのやり取りなど、見慣れた光景がふとしたきっかけで常軌を逸した展開へと転がり落ちていきま…
[コント台本・掌編 約600本]

主な舞台は、椎名町三丁目から広がる箱庭「ここあん村」。箱庭コント作家・千早亭小倉の手による、どこか懐かしい日常劇やクスッと笑えるコメディ、沁みる掌編を絶賛公開中です。これからも「読むシットコム」の世界を追究していきます。
*ここあん村および本サイトに掲載している小説類の設定はフィクションです。 *The articles on this site were written by a human, peppered with AI. *無断転載禁止 Copyright © 2025 千早亭小倉|箱庭コントを紡ぐ 話紡庵レーベル All Rights Reserved.

[コント台本・掌編 約600本]

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