箱庭小説

箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説|番外編005. 不便の天才|二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋

伸び悩む落語家・酔酔亭馬楼と、代弾きピアニスト・糠森ひな。中編『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』で二人が別々の道を歩み出す前の、不器用で愛おしい日常を切り取ったショートスケッチ集。今回は、馬楼と弟弟子の一編。新宿S亭の楽屋、出番を終え...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説|番外編004. 鉄路の軋みと耳の聖域|二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋

伸び悩む落語家・酔酔亭馬楼と、代弾きピアニスト・糠森ひな。中編『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』で二人が別々の道を歩み出す前の、不器用で愛おしい日常を切り取ったショートスケッチ集。高架下の歩道は、湿った鉄錆と、安っぽい揚げ油の匂いが混...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説|番外編003. 白と黒の不均衡|二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋

伸び悩む落語家・酔酔亭馬楼と、代弾きピアニスト・糠森ひな。中編『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』で二人が別々の道を歩み出す前の、不器用で愛おしい日常を切り取ったショートスケッチ集。今回は、糠森ひなのものがたり。スタジオの防音扉が閉ざさ...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説|番外編002. たい焼きの切り身|二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋

伸び悩む落語家・酔酔亭馬楼と、代弾きピアニスト・糠森ひな。中編『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』で二人が別々の道を歩み出す前の、不器用で愛おしい日常を切り取ったショートスケッチ集。築四十年の木造アパート「メゾン干物箱」の二階には、昼下...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「おはぎはんの錯覚」

表通りから一本外れたパチンコ屋の裏口。派手な刺繍の入ったスカジャンを着た男が、何か黒い物体を拾い上げると、無造作に植え込みの奥へ放り投げた。缶コーヒーの空き缶に違いない。男は、吸っていた煙草の火を、唾で濡らした指で揉み消し、その吸い殻も同じ...