箱庭小説

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箱庭小説「寄港地の名前」

ここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」を舞台にする「物語の寄港地」シリーズの一編。閉店後のブックカフェ「シズカ」は、昼間とは質の違う静けさに包まれていた。窓ガラスの向こうの暗闇が、店内の密度の濃い沈黙を際立たせている。カウンターの中では中野小...
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移動図書館日記(111)遠野編

これは、日記の名を借りた、中野文の記憶。遠野駅から釜石線の列車に揺られ、鱒沢の駅に降り立った時には、あたりはすっかり夜の底に沈んでいた。鱒沢は無人駅で、改札を抜けるような駅舎はない。ホームから直接、構内の小さな踏切を渡って外へと出る。靴底が...
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箱庭スケッチ「ルールなきすごろく」|昭和

【登場人物】はるひこ(10):長男。自分の作品がなぜ面白くないのか分からない。なつひこ(5):次男。言葉は話さず、いつも「らっら」と言っている。まさよし(45):父。弁護士。すぐ小言を言うが基本は無気力。みちこ(40):母。専業主婦。いつも...
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アンドロイド中野さんとHAL

ウェアラブルAIやステルスAIが日常に溶け込む近未来。椎名町脳科学研究所(SBL)で研究に励む20代の大学院生HAL(ハル)の部屋には、ちょっぴり時代遅れな旧式の家事代行アンドロイド「中野さん」が同居しています。清楚な美しい外見と完璧な家事...
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連続ここあん劇場(2)

第4話「意味の整列、あるいは冷めた珈琲の定義」【登場人物】辻さゆり:フリーランスの凄腕校正者。世界のノイズを削ぎ落とす「言葉の外科医」。氷上静:ブックカフェ「シズカ」オーナー。理性の信奉者だが、小春の前では脆さを見せる。中野小春:カフェ共同...