箱庭小説

箱庭小説

まるの国語辞典「まるさん」(2)

へったくれ(口の悪くて堪忍)意味 理屈も体裁も全部ひっくり返して、そんなもんどうでもええわって放り出すときに使う言葉や。様子① きれいにアイロンあてたシャツのボタンが、家出る直前にぽろっと取れたときの諦め。様子② 隣の晩ごはんの匂いが換気扇...
箱庭小説

連続ジェミ庵小説(8)

第22話 ほころびの記録と実用的な毛糸【登場人物】鍋島 潤:ここあん大学准教授。生活に根ざした言葉を収集する学者。坂上 節子:図書館地域連携員。世話好きで実務を重んじる村の母。【スポット】東風地区。仮設住宅団地が立ち並び、住民たちの新しい繋...
箱庭小説

連続ジェミ庵小説(10)

第28話 原稿の加重平均と滑らかすぎる床【登場人物】月読 リノ:ここあん高校国語科教師。極度の面倒くさがりで、生徒の原稿を家具の高さ調節に使う低テンションの女性。堂島 巧:ここあん高校の男子生徒。文学を空間の設計図として捉え、物理的整合性に...
箱庭小説

まるの国語辞典「まるさん」(1)

やくそく【約束】(あー、胃が重た)意味 まだ来てない未来の自分の行動を、今の自分が勝手に決めて相手に渡してしまうことやな。様子① 小指と小指を絡めて強く引っ張り合ったとき、皮膚が白く張って少し痛む。様子② 帳の四角い枠の中に黒いボールペンで...
箱庭小説

連続ジェミ庵小説(7)

第19話 移動図書館の巡回報告と縁側の作法【登場人物】まんのすけ:落語愛好家の元祖引きこもり。ばっしょいの義弟。ドライバーH:移動図書館「ロマコメ号」の運転手。陽気でおしゃべり。【スポット】ばっしょいの自宅。村人たちが集う、日当たりの良い地...