ZINE・住民のつぶやき

ZINE・住民のつぶやき

小春と静のつぶやき「ちょうどいい」

小春「このマグの欠けたところ、私の指の形にちょうど合うんだ」静「それは君がカップの形状に合わせて指を置いているだけだ。器の側に意志はない」小春「えー、合わせてくれてるなら、やさしくていいなって思ったんだよね」
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「水底で濾過される太陽――エリュアールの不在と共鳴」|ZINE「ほつれ」掲載作

あるいは 「深海の月光と、逆行するサガン」として向原佐和(ドイツ文学翻訳)木々の深い吐息が淀む、ここあん村。偶然足を踏み入れたここあん図書館の、冷え切った空気を静かに肺の奥へと吸い込む。整然と並ぶ書架の背表紙を指の腹でなぞっていくうち、ふと...
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環奈への手紙

アンバーの遮光瓶を棚に戻し、指先に残ったベチバーの根の土臭さを静かに吸い込む。湿った土壌の香りは、神経のささくれを均すのに都合がいい。作業台の端に置いたタブレットの画面が、静かなアトリエの空気を白く切り取っている。植物の化学組成について調べ...
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リリカのつぶやき「そういう」

帰り道に変な看板見つけた。「そういうカフェ」だって。 何その名前、センスなさすぎっておかしくなっちゃった。でも、もう一回見たら「そらいろ」の見間違い。 字の形が似てただけ。そんな勘違いでいつまでも笑ってる自分、ほんとダサい。恥ずかしくなって...
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リリカの4コマ