ZINE・住民のつぶやき

村の住民たちが実際に執筆した小説や詩、あるいは作中で流通している雑誌の記事や手紙など、物語内部のテキストをそのままの形で提示する資料群です。キャラクターの息遣いや作中文化の熱量を直接味わうことができます。

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海野みかんのヴィネット講座(3)「ヴィネット」の未来は明るい?|ここあん高校メタ講義録

こんにちは、海野みかんです……って、名前はもういいか。前回までの講義で、ヴィネットの基本的な性質や、具体的な作品分析など、かなり深いところまで掘り下げてきました。今日は、さらにもう一歩踏み込み、ヴィネットという形式が持つ可能性や、他の芸術と...
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燃えた物語|ZINE「ほつれ」掲載作

かんたは小さな移動図書館車。これは、かんたが、大きなお母さん図書館車と一緒に走っていたときの話。乾いた風が吹く、日差しの強い道。前を走るお母さん図書館車が、独り言のようにつぶやいた。「昔ね、どうしても本を届けたい村があったの」お母さんは、若...
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海野みかんのヴィネット講座(2)「ヴィネット」、もっと聞いてみたい?|ここあん高校メタ講義録

こんにちは、海野みかんです。本題に入る前にひとつ。 前回、ヴィネットについて、定義や分類をいろいろとお話ししたけれど、ああいうの、別に丸暗記しなくていいからね。テストに出るわけじゃないし。「ヴィネットって結局なに?」なんて頭でこねくり回す暇...
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鉄のヒーロー|ZINE「ほつれ」掲載作

よいしょ、よいしょ、しゅっしゅっ。よいしょ、よいしょ、しゅっ。かんたは小さな移動図書館車。今日も決められたルートを、決められた速度で走っていく。道の脇には、閉鎖された工場の錆びたフェンスが、どこまでも続いていた。フェンスの破れ目から、子ども...
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かんたのとある朝|ZINE「ほつれ」掲載作

かんたは小さな移動図書館車。朝の光が、車庫の窓ガラスを通り抜けて、かんたのフロントガラスを優しくなでた。ちりちりと、鉄の体が温まっていくのがわかる。まだ静かな朝。かんたは、ゆっくりと目を覚ます。やがて、背中の方が少しだけ開いて、ひやりとした...