中野楓子

箱庭小説

移動図書館日記(61)

遠野からの旅人 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。かつて東北でボランティアをしていた中野文との出会い。多くを語らずとも同じ重さを知る先輩の静かな声が、淀んだ空気を入れ替えていく。[移動図書館/ボランティア/共振]
箱庭小説

移動図書館日記(48)

記録と検閲 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。村の記録映画を撮る学生と、貸出禁止の郷土資料。『1984』の真理省のように、失われた過去を「なかったこと」にする罪悪感と、司書の倫理。[移動図書館/記録/検閲]
箱庭の語り部「千早亭小倉」著作集

千早亭小倉著『移動図書館ものがたり[増補版]』

『移動図書館のものがたり[増補版]』は、Kindle版の創作3作品に長尺の解説を加えたペーパーバック版です。創作3作品については、下記リンクの紹介記事をご参照ください。ペーパーバック版は、Kindle版『移動図書館のものがたり』収録の三編(...
箱庭の語り部「千早亭小倉」著作集

千早亭小倉著『移動図書館のものがたり』

本書は、東日本大震災の被災地を巡回した「移動図書館」を共通のモチーフに描かれた、三編の物語からなる短編集です。深い悲しみと喪失を扱う「寓話」、仮設住宅で暮らす少女の視点から描かれる「回想録」、そして十数年後の再会を描く「現代小説」。それぞれ...
箱庭小説

名言3(中野あやね)

湾曲の正当性登場人物:中野あやね、中野楓子中野あやね(65歳・小春の母)は、まな板の上で極端に曲がった胡瓜の端を、親指の腹でなぞっていた。「ねえ、この湾曲には、植物なりの正当な理由があると思う?」孫の楓子(19歳・大学生)は、換気扇の回る周...