箱庭小説 箱庭小説「3丁目駅、鉄美鈴の夜」 23時11分。赤色灯がふたつ、暗がりの奥へと吸い込まれていった。M鉄道からここあん鉄道へ乗り入れる、3丁目駅経由タウン駅行き最終列車。ここあん鉄道職員の鉄美鈴くろがねみすずはホームの端で、背筋を真っすぐに伸ばして立っていた。右手の指をピンと... 2026.01.07 箱庭小説