移動図書館

箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(52)

ありがとうの防衛線移動図書館司書・菜箸千夏の日記。連発される「ありがとう」は、私のお喋りに対する防衛線か。『ティファニーで朝食を』のように、一方的な言葉の傲慢さに気づき、ただ「聞く」ことへ。[移動図書館/傾聴/対話]
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(51)

邪魔をしないで移動図書館司書・菜箸千夏の日記。「邪魔しないでほしい」という住民団体の言葉。『アメリカ大都市の死と生』が説くように、派手な支援イベントの陰で、地道な活動のペースを守ること。[移動図書館/支援のあり方/自立]
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(50)

心が楽になる本 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。「心が楽になる本」コーナーの提案。絶望という単色の世界に、本という絵の具で別の色を差すことはできるか。分類不能な温かい宿題。[移動図書館/選書/心のケア]
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(49)

隠された標語 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。書庫の隙間で見つけた「元気なあいさつ」の古い額。避難所だったあの場所で、なぜその明るい言葉が隠されるように置かれていたのか。[移動図書館/避難所/記憶]
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(48)

記録と検閲 移動図書館司書・菜箸千夏の日記。村の記録映画を撮る学生と、貸出禁止の郷土資料。『1984』の真理省のように、失われた過去を「なかったこと」にする罪悪感と、司書の倫理。[移動図書館/記録/検閲]