箱庭小説

箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「柳とハリボテ」

これは、鳥瞰学園ここあん高校の絶対的支配者・黒崎文が、まだ文芸部部長になる前の物語。彼女がなぜ「ここあん高校」を選び、何を背負ってあの部室に座っているのか。そのすべては、祖父の言葉と一つの決断から始まっていた。1.それぞれの悩みカシャリ、と...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「透明な名前と黙字のp」|「物語の寄港地」シリーズ

ここあん村・寄港地シリーズ。ブックカフェ「シズカ」で、15歳の作家・鴨下栞と現代思想家・氷上静が交わす筆名談義。マーク・トウェインらが用いた偽名「スードニム」の機能とは何か。現実から身を守り毒を注ぐ表現者の生存戦略と、創作の根源を静かに照射する知性あふれる現代掌編。
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説|番外編014. 出来心と及第点|二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋

伸び悩む落語家・酔酔亭馬楼と、代弾きピアニスト・糠森ひな。中編『二つ目の落語家と代弾きピアニストの恋』で二人が別々の道を歩み出す前の、不器用で愛おしい日常を切り取ったショートスケッチ集。公園のベンチ。街灯の光の下、糠森ひなは図書館で借りた分...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭スケッチ「約束ノート」

【登場人物】恋流波 陽(ハル) :ここあん大学の学生。編集プロダクション「ぽんちょ」の元アルバイト。真田 まる :「ものがたり屋」店主。他者の物語を預かる女性。【場面設定】夜。椎名町三丁目の路地裏、「ものがたり屋」。カウンターにはハルが座っ...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「凪の来訪者」|「物語の寄港地」シリーズ

ここあん村・寄港地シリーズ。ブックカフェ「シズカ」に、かつて小春や静の心を揺さぶった青年・恋流波陽がふらりと訪れる。しかし以前のような危うさはなく、珈琲を飲み終えると軽やかに去っていく。過去の波乱を乗り越え、確かな日常という凪を共有する二人の女性を描く静謐な一編。