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ZINE・住民のつぶやき

26. 呼気の化石化条件|化野環古生物学小日記

夕刻、暖房の効いた図書館から外に出ると、肌寒い空気が身を包んだ。昨日までの晴れ間が嘘のように、空は厚い雲に覆われている。無意識に息を吐き出すと、今シーズン初めて、それが白い雲になるのを見た。人々はこれを冬の訪れといった、季節的な記号として認...
箱庭コント

箱庭コント262「百町森をめぐる冒険」

[読むシットコム・コント台本]村上春樹作品と『くまのプーさん』に共通する独特の脱線と会話のリズム。流行という上着を脱いだ文章の骨格や、不条理から心を守る「精神的シェルター」の役割とは?端正な翻訳日本語の手触りを紐解く文芸批評コント。作・千早亭小倉
バックストーリー

花野環奈と化野環の関係は?|ここあん村バックストーリー

Q1:花野環奈=化野環なの?A1:「古生物学小日記」の作者・化野環あだしのたまきは、花野環奈のペンネームです。花野環奈の「花」の草冠を取り、「奈」の字を削ぎ落として、化野環となりました。草冠は植物の命や彩りを意味します。世界的調香師である環...
箱庭コント

箱庭コント263「準備の用意」

【登場人物】氷上 静:現代思想家。ブックカフェ「シズカ」オーナー。事象を論理や構造で解体しようとする。真木 まき:ここあん村立図書館副館長。厳しい現実や理屈をメルヘンに翻訳して受け止めるしなやかさを持つ。中野 小春:静のブックカフェの共同オ...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭ラノベ|第30話 共犯者たちのプレリュード|ここあん高校文芸部

「……あとは任せたぞ、天野」その、静かで、しかし、有無を言わせぬ響きを持った一言で、僕たちの絶対女王、罵倒女神、黒崎部長は部室を去った。ん、天野さん?天野さんに任せる?僕の頭の中を、その疑問が支配した。いま書き進めている小説『コンクリートの...