ここあん高校の元文芸部員で構成された、音と状態の表現に極端に特化した3人組ユニット「オノマとペ」。校内で一目置かれている「トリオ・ザ・ギミック(パパ、イチギョウ、タッピツ)」のブランド力に嫉妬したギオンの思いつきで結成されました。
文芸部特有の過剰な熱血に反発して退部したものの、完全に冷笑的にもなりきれず、独自の暴走を遂げたトリックスターという点では、「トリオ・ザ・ギミック」と同じですが、 誰もいない空き教室でひっそりと結成の誓いを立てたため、現在のところ学校内での認知度はほぼゼロという悲しい実態を持っています。
当初、「トリオ・ザ・オノマトペ」と名乗っていましたが、独自のネーミング性を模索し、トリオ名を「オノマとペ」に。「オノマ」がギオンとギタイ、「ペ」がギセイかどうかは謎です。

ギオン(オノマトペ王子) :「祇園」ではなく、「擬音」のギオンです。「音(擬音)」を探求する感覚派男子生徒。世界のあらゆる現象にふさわしい「至高のオノマトペ」を見つけ出すことに命を懸けています。「カチャ」や「ことり」といったありふれた表現を怠慢だと嫌悪し、時にはコーヒーが置かれる音を「べちゃあ」と表現するなど、自らの発する擬音で現実の空間を強引に異界へ変えてしまおうと試みます。
ギタイ(擬態語の求道者): ギオンの双子の弟。「音のしない状態」にこそ真実があると信じ、世界を擬態語で捉える男子生徒です。兄のギオンが放つ擬音に対し、すかさず「ひんやり」「ぽっかり」といった擬態語で合いの手を入れ、二人でミュージカルのように息の合った不条理なデュエットを展開します。
ギセイ:「ケイヨウ」(修辞の貴公子)と呼ばれていました。もともとは現象をやたら長く詩的に描写する耽美主義者でしたが、ギオンに「擬声」担当として強引にスカウトされました。最初は自分の膨大な語彙を「ワンワン」や「キャー」といった数文字に圧縮することを拒絶していましたが、その圧倒的な不自由さに「自由を奪われた言葉たちが叫ぶ、究極の犠牲の芸術」を見出し、自ら進んで「ギセイ」を名乗るようになった悲劇(?)のメンバーです。時折、ケイヨウ時代の特性が顔をのぞかせます。
「オノマとペ」の登場するものがたりやコント(ケイヨウ時代のギセイも含む)
-
箱庭コント171「コンクリにめりこむ主人公」
【登場人物】堂島 巧:ここあん高校文芸部員。物語の空間的・物理的整合性を至上とする空間分析家。ケイヨウ:元文芸…
-
箱庭コント135「形容のサボタージュ」
【登場人物】ケイヨウ:ここあん高校生(元文芸部)。現象をやたら長く詩的に描写する耽美主義者だが、最近は短い言葉…
-
箱庭コント60「プロローグの停滞」
【登場人物】ギオン(別名、オノマトペ王子):すべてを擬音で処理する感覚派。イチギョウ(別名、名言スナイパー):…






