中野小春

箱庭コント

箱庭コント172「四角い丸」

言葉の定義を巡る議論から、いつの間にか自ら作った論理の密室に囚われていく二人。思想家と校正者が繰り広げる知的な会話劇と、それを鮮やかに解きほぐす結末を描いた短編コント台本です。演劇や朗読劇のテキストに最適な、ショート・シットコムです。
箱庭コント

箱庭コント155「無口な雨粒の内緒の話」

【登場人物】氷上 静:現代思想家。ブックカフェ「シズカ」オーナー。あらゆる事象を論理と定義で解体しようとするが、小春の言葉には脆い。中野 小春:ブックカフェ「シズカ」共同オーナー。静のパートナー。五感で世界を捉え、すべてを優しく受け入れる。...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「変な癖と当てずっぽう」(対話劇)

椎名町三丁目の雑居ビルにある、編集プロダクション「ぽんちょ」。昨日からの徹夜作業が、ようやくトンネルを抜けたところだった。くたびれたように鳴るコピー機の駆動音を割って、終わりが見えてやけくそ気味にキーボードを叩く音が、朝のオフィスに響いてい...
箱庭コント

箱庭コント130「2つのクロールと不条理のリレー」|地層3

人と人との出会いというものは、振り返ってみるとひどく曖昧なことがある。 気づかぬうちに街角ですれ違っていたのかもしれないし、どこかの喫茶店のカウンターで、偶然隣り合って座っていたのかもしれない。これは、後に湖畔でひとつのブックカフェを営むこ...
箱庭コントの郷「ここあん村」住民一覧

家族の肖像「中野家の地層」

中野家は、血の繋がりだけでなく、不在や受容といった複雑な関係性によって形作られてきた家族です。母・あやねを精神的な支柱とし、長女の文、次女の小春、そして文の娘である楓子の四人の女性たちが、ここあん村の地層の変遷とともにどのような経験を重ねて...