中野小春

箱庭小説

ラジオネーム|氷上静

FMここあんに投稿する。ペンネームが必要。小春と、難しい言葉や例え話は使わないと約束した。――湖の隣の人? 状況説明だ。――本を読む人? 普通すぎる。小春が「おにぎりはどう」と笑う。ふざけるな。食べ物の名前など。……しかし、他に候補がない。...
箱庭小説

ショートショート「定義不可能な一票」

登場人物:氷上静(ブックカフェシズカ)、中野小春(同)「君は、その投票先に妥当な出典を付記できるのかしら?」投票所へ向かう道すがら、氷上静は隣を歩く中野小春に問うた。手元のタブレットには各候補者の政策解剖データが並んでいる。静にとって選挙と...