中野小春

ZINE・住民のつぶやき

小春と静のつぶやき「ちょうどいい」

小春「このマグの欠けたところ、私の指の形にちょうど合うんだ」静「それは君がカップの形状に合わせて指を置いているだけだ。器の側に意志はない」小春「えー、合わせてくれてるなら、やさしくていいなって思ったんだよね」
箱庭コント

箱庭コント87−89「赤い糸の窓」

【登場人物】中野小春(35):ブックカフェの店主。使い込まれたものを直して使うのが好き。空野円(34):大学講師。物事に執着せず、移ろいゆく様子を眺めている。【場面設定】午後の陽が差し込むここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」。カウンターで小...
箱庭コント

箱庭コント246「湖と池と沼の存在論」

コントパターン:6「賢者の自壊」【登場人物】氷上 静:ここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」オーナー。あらゆる事象を言葉で分析しようとする現代思想家。中野 小春:「シズカ」の共同オーナー。静のパートナー。物事の本質を、言葉以前の「気配」で感じ...
箱庭コント

箱庭コント7「未定義のコースター」

ブックカフェシズカの朝。マホガニーのカウンター。静が、一分の狂いもなく磨き上げるその滑らかな銀河に、それは「こぼれて」いた。液体ではない。漆黒の絵具を垂らしたような、しかし奥行きだけが無限に続く「空間の剥離」だ。「……事象の地平面の漏出? ...
箱庭小説

箱庭小説「どちらでもいい、朝」|はてな

「どちらでもいい、朝」ブックカフェ「シズカ」のオーナー中野小春は、徹夜明けで疲弊し、朝食の選択肢さえ選べない氷上静に珈琲を淹れる。静が「どちらでもいい」と知的負荷の放棄を示すと、小春は完璧な提案者としての役割を切り替え、洋食・和食どちらでも...