空野円

箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「都合の悪いもの」

巨大塔「ペンタ」の屋外避難階段は、いつ来ても冷たい風が吹き抜けている。五角形の石造りの壁に背を寄せ、ここあん高校で美術科を担当する月石みづきは踊り場の鉄柵越しに霧をまとった山並みを眺めていた。眼下には、小名地区の民家の屋根が小さく広がる。そ...
箱庭コント

箱庭コント258「円のとじ目」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界「ここあん村」ここあん大学キャンパスで、10円玉を拾った天然高校生ジカクと哲学科講師・空野円の対話を描くシュールコメディです。前提のズレから論理が噛み合わず、哲学ホラーな状況に。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント237「シャショーって何ですか?」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界ここあん村の図書館のゴミ置き場を舞台に、「抽象」と「捨象」という難解な概念を読み解く哲学コント。物を捨てられない司書鈴木美桜をメインに、ここあん村の人気キャラが多数登場。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント200「ここに古語」

[シットコム・コント台本]全肯定ガールの高校生・天野光と、万物をあるがままに捉える哲学科講師の母・空野円。休日のリビングで、光が自作小説のセリフに選んだ古語の「くららか」を巡り、親子の間で噛み合わない奇妙な対話がユーモラスに展開される。
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭スケッチ「森の悟り」

【登場人物】新浪 いちご:元国際量子記号研究所研究員の18歳。ここあんの森の奥で暮らし、世界のすべてをデータとして処理する「論理の孤島」。空野 円:ここあん大学哲学科講師。万物を「ただ、そうあるだけ」と受け入れる、論理を無化する超越者。【場...