空野円

箱庭小説

箱庭スケッチ「外心」

椎名町三丁目の路地裏、「ものがたり屋」。テーブルを挟んで、二人の女が座っている。真田まるは、古い急須から湯呑みにほうじ茶を注いでいる。空野円は、窓の外を流れる雲を見ている。真田まる:円まどかさん、お茶入ったよ。今日のは、よく炒ってあるやつや...
箱庭コント

箱庭コント15「同一人物だと思ってました」

【登場人物】氷上 静:カフェ「シズカ」店主。理性の信奉者だが、現在は顔の区別がつかず混乱中。中野小春:カフェ共同オーナー。全てを善悪なく受け入れるが、今は適当な根拠で静を煽っている。真田まる:ものがたり屋店主。空野円:大学講師。静の元同僚。...
箱庭コント

箱庭コント87−89「赤い糸の窓」

【登場人物】中野小春(35):ブックカフェの店主。使い込まれたものを直して使うのが好き。空野円(34):大学講師。物事に執着せず、移ろいゆく様子を眺めている。【場面設定】午後の陽が差し込むここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」。カウンターで小...
箱庭コント

箱庭コント86「積み重なるもの、消えゆくもの」

場所ここあん大学学生ラウンジ「アンコンフォーミティ」(早稲田サテライトキャンパス地下)登場人物空野 円(そらの まどか): 哲学科講師。窓際で動かない雲をずっと見ている。花野 環奈(はなの かんな): 古生物学M2。ソファーの横に積まれた「...
箱庭コント

箱庭コント「禅メルヘン」

[読むシットコム・コント台本]倫理と秩序を説くここあん大学准教授、現実をメルヘンに置換するここあん図書館司書、そして万物を「無」に帰す哲学者。図書館の啓発ポスターを巡る不毛な議論。作・千早亭小倉