移動図書館

箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(7)「昼と夜の区別」

【移動図書館/図書館が舞台の小説】司書・菜箸千夏の日記。外出せず昼夜の感覚が曖昧になる高齢者。ロマコメ号が届けるのは本だけでなく、週に一度の確かな「時間の座標軸」なのかもしれない。構成・千早亭小倉 紹介図書:スタニスワフ・レム『ソラリス』
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(6)「行列と世間話」

【移動図書館/図書館が舞台の小説】司書・菜箸千夏の日記。貸出の列で始まる井戸端会議は「業務遅延」か、それとも「生活の音」か。効率を求める私の秩序と、村の人々が作る温かい混沌。千早亭小倉・作 紹介図書:梨木香歩『西の魔女が死んだ』
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(5)「折り紙の動物園」

【移動図書館/図書館が舞台の小説】司書・菜箸千夏の日記。子どもたちが残した折り紙のエビとラッコ、そして歪んだハート。分類不能な「感情の塊」を、司書はどう処理し、どこへしまうのか。千早亭小倉・作 紹介図書:小川洋子『博士の愛した数式』
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(4)「柱時計の音」

【移動図書館/図書館が舞台の小説】司書・菜箸千夏の日記。手書きの貸出ノートはこの村の歴史書だ。駅長さんの妻だった女性が語る「柱時計の音」。定性的記録の大切さ。作・千早亭小倉 紹介図書:スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』
箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(3)「閉じられていない絵本」

【移動図書館/図書館が舞台の小説】図書館司書・菜箸千夏の日記。返却された絵本のわずかな隙間は「息継ぎ」のための通路。厳格な高島副館長が見せた意外な反応と、守られた5ミリの物語。作・千早亭小倉 紹介図書:ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』