氷上静(地層4)

箱庭コント

箱庭コント 「回文の幽霊と、あの日のホットワイン」

前段のショートショート【登場人物】氷上 静:批評家。過去の自分たちの言動を「若さゆえの過剰な象徴化」と分析する。神崎 志乃:喫茶「小古庵」店主。変わらない笑顔で、過去と現在を繋ぐ役割。徒然士:屁理屈講師。かつて自分が「文化人代表」から漏れた...
箱庭小説

つぶやき(小春と静)

小春「このマグの欠けたところ、私の指の形にちょうど合うんだ」静「それは君がカップの形状に合わせて指を置いているだけだ。器の側に意志はない」小春「えー、合わせてくれてるなら、やさしくていいなって思ったんだよね」
箱庭コント

箱庭コント(ブックカフェシズカ)|外部

コント「湖と池と沼の存在論」(あらすじ)湖畔のカフェを舞台に、水面の定義を巡る哲学的な舌戦が繰り広げられます。厳格な学術的分類を盾に取る文芸評論家と、主観的な認識を重んじる思想家。だが、冬を待つカエルの安否を案じる小春の素朴な一言が、言葉の...
箱庭コント

箱庭コント「未定義のコースター」

ブックカフェシズカの朝。マホガニーのカウンター。静が、一分の狂いもなく磨き上げるその滑らかな銀河に、それは「こぼれて」いた。液体ではない。漆黒の絵具を垂らしたような、しかし奥行きだけが無限に続く「空間の剥離」だ。「……事象の地平面の漏出? ...
箱庭小説

【外部】掌編(氷上静/中野小春)

「どちらでもいい、朝」ブックカフェ「シズカ」のオーナー中野小春は、徹夜明けで疲弊し、朝食の選択肢さえ選べない氷上静に珈琲を淹れる。静が「どちらでもいい」と知的負荷の放棄を示すと、小春は完璧な提案者としての役割を切り替え、洋食・和食どちらでも...